ちょいと茶道を経験していたのでこれは絶対に観ておきたし・・

と、早速映画館へ。

樹木希林さんの最後の作品ということもあってか、又は

茶道の心得のある方々か、客席はほぼ満席

まるでドキュメンタリー映画のよう。

四季折々によって変わるお茶室の風景

その季節、時候によって亭主が客人に伝えるテーマ

すべてが「もてなし」・・一期一会のための「もてなし」

五感・・視感 聴感 触感 味感 嗅感のすべてを使い切る

ほどの緊張感が伝わる映像・・素晴らしい

茶道に多少心得ある者にとっては教本のような映画。

「ただ者」ではない茶道教師を演じる希林さん

希林さん自身「ただ者」ではない演技

 

又主役の黒木華さんも「ただ者」ではない。

当日の予告編では

「ビブリア古書堂の事件手帳」

「億男」に出演。

先日観た映画「散る椿」にも。

 

先日希林さんの追悼番組でこの映画の撮影の日々が

放映されたが撮影の合間にはセットの隅で体を休めていた

様子に「命をかけている?」と仕事への執念に驚かされた。

更に驚いたことは茶道の経験なし・・・・撮影直前に所作を

教えてもらうだけと・・

お稽古をつける佇まい、

亭主としての佇まい・・

演じているとは思えない茶人の風格

 

昔の茶道仲間が薦めてくれた本がこの映画の原作

「日日是好日」

そして最近後編として「好日日記」

「日日是好日」・・恵まれた四季があってこそと思える

四季があって彩られる節季、更に干支が加わって茶人の

五感が冴えてくるのでは?

 

原作者森下さんにはこんな本も。


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