近松心中物語・・蜷川演出が大評判だった演目
古くは平幹二郎&太地喜和子で・・
・・そして終盤流れる劇中歌・・
森進一の「それは恋」も評判を呼んだ
その蜷川さんが劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出を
見たい・・と
今回実現
いのうえ氏の劇団☆新感線の舞台を観れば蜷川さんの
秋元松代作は・・
近松の「冥途の飛脚」と「ひぢりめん卯月の紅葉」二つの
心中ものをうまく合体させて舞台に乗せたもの
今回のキャスティングは
「冥途・・梅川と忠兵衛」・・宮沢りえ 堤真一
「卯月・・お亀と与兵衛」・・小池栄子 池田成志
シリアスな「梅川 忠兵衛」
コミカルな「お亀 与兵衛」
どうしてもコミカルな方へと持ってかれがちな舞台
もう少し梅川 忠兵衛のの悲劇・・見せ場である封印切りの
すごさを観たかった
思い返せば忘れえぬ映画
中村錦之助と有馬稲子の「浪速の恋の物語」
とにかく死を覚悟の恋の切なさが迫ってました
そして二人の美しさにも・・
最後の死の道行のシーンは滅びの美学?
衣裳の黒と半襟の朱、真っ白な雪・・今でもしっかり記憶
今回の舞台でも黒を着てほしかったな
本来は文楽の演目
宝塚でも・・雪組 壮一帆 愛加あゆ
当然歌舞伎でも
関西歌舞伎




