久しぶりの国立劇場

通し狂言だから観る方も「リキ」いれて~っと・・

ロビーの六代目菊五郎の鏡獅子」にご挨拶。

反射してろくでもなく撮れちゃった

平櫛田中さんごめんなさい


サブタイトルに「亀山の仇討」・・実際にあった事件から

鶴屋南北が脚色・・仇討ち話の傑作

これが艱難辛苦の末に出会った敵に「返り討ち」にされるという

まことに理不尽極まれる話

とんでもない大悪党、藤田水衛門、水衛門にうり二つの

小悪党、八兵衛、この二役を仁左衛門が演じます

写真を見るとお分かりのように仁左衛門さん、いい。

歌舞伎には大悪党が主役の演目が数ある

そして歌舞伎の大悪党は言って「悪の華」に満ち満ちて

いて異様な魅力を放つ

特に仁左衛門さん、顔良し姿よし・・で、「悪の華」をより一層

咲かせます・・凄みの美?


物語は全国各地にちらばって展開するがタイトルの亀山に

因んだお土産も・・↓

出演者には当然松嶋屋

そして播磨屋,、萬家等々・・このお家のお顔の特徴は

今は亡き映画俳優の中村錦之助に代表する鼻筋。

DNAがはっきり。

橋之助さんも初々しい

最後に・・通し狂言はともすると長丁場で飽きることも

あるがこの舞台はそんなことなく面白い

加えて舞台装置が実にすごい。

観てのお楽しみ