観劇にはかなり緊張感を強いられるのでは・・と
予想はドンピシャ
二人芝居であるから舞台には二人が出ずっぱりで
セリフは縦横に飛び交う・・
観客もその台詞に頑張ってついていかねば迷い猫と化す
この作品は20世紀の抽象画の巨匠マーク・ロスコとその助手
ケン(架空の人物)との2年に及ぶアトリエでのやりとりから
作品の制作過程、考察などを浮かび上がらせていく
しかしユダヤ人ロスコの生い立ちが並大抵ではない
帝政ロシアから迫害を逃れてアメリカへ移住した直後父親を
亡くし、貧困の幼児期をおくる・・故に人格が?
そして画家での初期は人物、風景画を描いていたがその後
「赤」を基調とした独特の抽象画へ。
世に注目されるようになり、やがて高級レストランの壁画の
依頼が来る
芝居ではこの高級レストランの壁画からロスコの苦悩が・・
脚本はロンドンの美術館でロスコの代表作「シーグラム壁画」に
魅せられたアメリカのジョン・ローガン
2009年に英国で初演・・多くの賞を受賞
2010年には米国で上演。トニー賞6部門に輝いたとか
そして今回日本初演
画家には・・田中哲司
助手・・・・・・小栗旬
力量ある二人だから実現した舞台かも
それにしても正直よんにゃむには難解
観劇前にもう少しお勉強しておくべきでした。
ロスコ絵画は川村記念美術館にも所蔵されているらしい
ロビーには最近では珍しいくらいのたくさんの「お花」
大変な数の花々
贈り主も大変な方々ばかり



