友人は「染五郎さん」を

よんにゃむは「車引き」が観たくて夜の部を観劇


めったにないこの演目の通し狂言

出来れば昼の部・夜の部通しで観たいところだが

お金と時間を考えると無理じゃ


歌舞伎狂言によく見られるいくつもの話、時代等が

重なり合った物語・・なかなか理解に苦しむところだが

難しく考えず役者と舞台の華麗さを楽しむのがよんにゃむ流


菅丞相・・菅原道真の流罪を巡る三つ子の舎人の物語

かの菅原道真の名前が冠せられている通り道真公の和歌

「梅は飛び桜は枯るる世の中に何とて松のつれなからん」からとか

三つ子の「松王丸」・・つれない・・染五郎

      「梅王丸」・・飛ぶ・・・・・・愛之助

      「桜丸」・・・・散る・・・・・・菊之助・・相変わらず綺麗

       キャスティングあってましたね

昼の部の看板

昼の部・・加茂堤&道明寺の場


夜の部の看板
車引き・・三つ子の染五郎、愛之助、菊之助の

      争いが面白い

賀の祝い・・三つ子の父親の祝い・・そして桜丸の悲劇

寺子屋・・主人の遺児を救うため桜丸の遺児の犠牲
 


寺子屋の松王丸と寺子屋の夫婦

夫、源蔵に松緑

妻、戸浪に壱太郎・・

壱太郎さん初々しく可愛かった。

昼の部では「刈谷姫」・・壱太郎さんのお姫様、観たかったよ~


本日の新聞劇評

巻頭にも≪品格と孤独仁左衛門の魂・・とあり好評

他紙でも仁左衛門の好演を掲載

仁左衛門さんは元々姿かたちがよろしいから・・


松王丸の染五郎さんも「線の細い二枚目」といわれた姿でなく

堂々たる実事師・・と書かれている


団十郎、勘三郎、三津五郎さんたちが消えた舞台

歌舞伎は三つ子を演じた方々の背にかかっているのだなと思いつつ

帰途につきました。