「悼む人」・・原作も読んだし
向井理主演の舞台も観たし・・
映画を観るのは必然の成り行きか?
これらを読んでしまっていると今更よんにゃむがどうのこうの
言えない。
ストーリーは・・
死者を悼むために全国を旅する青年静人
そして彼の行動を理解しがたく興味を持つ酔いどれ週刊誌記者
未婚のまま妊娠してしまった静人の妹
癌に侵され死期が近い静人の母
夫の望み通り夫を殺害してしまった妻
静人の「死者を悼む旅」と同時進行で週刊誌記者、
静人の家族の日常が描かれる
舞台化されたと聞いたときいったいどんな風にこの同時進行が
絡み合う様を演出するのかと気になった。かなり難しいのでは?
舞台を観た感想は一体何をしているのかよく分からんままに
終わった気がする。
さて映画は静人の旅から旅のシーンはかなりロケ地を吟味したとみえ
素晴らしい。
山形の雪山、方言が「旅路」の厳しさ、素朴さがより「生死」を印象づける
最後静人の母は死を迎え、妹は子供を出産・・転生?
母の危篤を知らされ生家へと帰る静人
夕日を背にした静人の「悼む」儀式というかポーズが美しく感動。
静人役の高良健吾くん、適役。
ただただ「悼むひと」になりきるには大変だったようです。



