遅ればせながらのアップ
私見だが・・
怖いものはない!恐れるものなし!
芸道まっしぐらの境地に達した女優はわが「大竹しのぶ」のみ・・と
思っていたが最近の宮沢りえはこの域に到達しつつある。
角田光代原作「紙の月」は宮沢りえ扮する主人公の
銀行員梅沢梨花の使い込み事件。
実際過去にはこうした類の事件は折々あった。
大概が男に注ぎ込むといった事件。この映画もまた然り
さて宮沢りえさん、7年ぶりの映画出演とか。
監督は「宮沢りえ」がいてこそ完成できた映画だと絶賛。
数々の映画評でも好評。
確かに「怖いものなし」の演技でした。
彼女の舞台はかなり観ている・・こんな具合に
2006年 「ロープ」 野田マップ
2007年 「ドラクム」 共演は海老蔵
2009年 「パイパー」 野田マップ
2010年 「ザ・ャラクター」 野田マップ 古田新太共演
2013年 「MIWA] 野田マップ 古田新太共演
2013年 「盲導犬」 唐十郎作蜷川幸雄演出、古田新太共演
2014年 「火のようにさみしい姉がいて」 蜷川幸雄演出
大竹しのぶ共演
よんにゃむは実験的な舞台の野田マップについつい魅かれてしまうし
「盲導犬」のような作、演出、なんかにも興味津々。
そして共演者にも・・特に古田さんとの共演は面白い
最近まで舞台の彼女は今一つ余裕がない感じ。
しかし「火のようにさみしい姉がいて」は自然体のいいお芝居を
してましたね。こんなお芝居もできるんだ・・と。
昨年の一月放映のNHKドラマ「神様のボート」
久しぶりのドラマ出演での彼女。
「宮沢りえってやるじゃん」と思った。
原作は江國香織の代表作・・江國ワールドを程よく表現していた。
こんな演技もできる女優になったのだと感心。
今まで舞台での彼女にイマ一つ納得いかなかったのが
セリフを発するとき。
必ずと言っていいほど前かがみになるのが気になる。
この気になるのはよんにゃむの幼い日の体験からかな?
学芸会でセリフを言うとき前かがみになるので指導教師から
よく注意されたことからきてる?
しかし先日観た「火のようにさみしい姉がいて」ではその癖?は皆無
さて映画のキャスティング
不倫相手の大学生・光太役があまりにも平凡すぎてません?
不倫相手は誰でもいいので反って現実的?
ドラマでは満島真之介君だったらしいが・・
特筆は・・小林聡美さんかな。さすがの演技でしたしキャラぴったり。
そしてエンディング・・使い込み発覚・・タイへ逃亡
これでいいの?原作を読んでいないので余計わからん。
以上分裂気味の文章ですが最後エピローグとして言いたい。
りえさんここまで来たらぜひぜひ劇団新幹線への出演を!
また新しいりえ誕生となることでしょうから
