先日の田中美術館 での興味深い見聞があった。
田中さんといえば数多くのエピソードが残っているが
その中の一つに元田中邸のこの美術館の庭に
デンと置かれた楠の巨木。
田中さん100歳の時20年後の制作のためにと
求めたのがこの楠・・すご~いです
この巨木でいったい何を彫りたかったのか知りたかった。
館のDVD案内によると二人の名前が挙がってました。
*田中正造・・あの足尾銅山の公害追及で有名ですよね。
今年一月にもTVで「足尾から来た女」でも存在感ばっちり
写真・・どちらが本物かわからんくらい左側の柄本明そっくり
右側が本物
おりしも22日に天皇皇后両陛下が田中正造ゆかりの地、
公害の舞台めぐりの旅に出かけたという記事がありましたね。
*武原はん・・地唄舞の名手・・高浜虚子に師事した俳人でもある
多くの文士たちをも虜にした美しい姿
制作にあたっては精神性を重視したという田中さん
ならではの制作対象
又98歳の時、旅の途中立ち寄った伊勢の「赤福」。
この赤福の女主人と意気投合。彼女の姿を作品にしている
これもまた歳月のなせる業?ただ今「赤福」話題になってますね。
凄い方です。




