山を越え、磯を伝ひ、いさごを踏みて、その際
10里、日影やや傾くころ、汐風真砂を吹上げ
雨朦朧として鳥海の山隠る
芭蕉は北に向かって右に鳥海山、
日本海を右にして歩く。
しかし雨で鳥海山は見えない。
この鳥海山は年間雨量が多いことで世界でも
有数の山とか。
この雨による恵みは「伏流水」
伏流水の恩恵は海にも。
この吹浦の名産「岩ガキ」を育む。
海から望む鳥海山
今が旬の吹浦の岩カキ・・生け牡蠣が一番とか。
冬の真牡蠣よりかなり大きい。
土地の人はウナギの代わりに毎週末食すると
いう。なんとも羨ましい。
芭蕉もきっとこの牡蠣を食べてこれからの
旅の英気を養ったことだろう。
やあ~ほんとにおいしそう![]()





