ただいまブレイク中の松坂桃李くん目的の
「ヘンリー四世」観てきました。
このお芝居「ヘンリー四世」という題なのに主人公は
吉田鋼太郎扮する道化の「フォルスタッフ」。
我らが桃李くんはヘンリー四世の息子、ハル王子。
まだ舞台の経験が乏しい桃李くん、蜷川演出だし
シェクスピアだし、相手役はこの役では定評の方だし・・
大丈夫だろうか・・心配したが欲を言えば台詞回しに
まだまだ難があるが思った以上の出来。
背が高く姿勢がいい。大物に化けそうと
蜷川さんも誉めていましたね。
確かに姿勢がよく動作に変な癖がなくて
観ていて自然で美しい。
今まで観てきた若手俳優さんの中でも
この点では誉めていい。
声の通りがよく膨大なせりふをよどみなく
こなしてました。
あとは終幕あたり放蕩息子から親王を気遣い
国を思う後継者たらんと変身してからが
少し物足らないな。もう少し重厚な味が
出せたらよかった。
しかしせりふの表現力をさらに勉強すれば
きっと舞台俳優として存在感を深めると思う。
シェクスピア劇の衣装がとても似合ってるから
「ロミオとジュリエット」「ハムレット」なんか演じて
ほしいな。
お芝居は1部2部構成を一気上演の形にしたので
長い!もう少し削れると思うんだけど 長い![]()
劇場外には俳優さんたちの手形
桃李くんもう少し字を上手に書きましょう。
余談ですが「桃李」という名前にこめられた意味が
すごいですね。
司馬遷の「史記」からとっているんですよね。
「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」ってね。
(桃や李は黙っていても美しい花が咲けば
自然に人が集まってくる・・黙っていても徳ある
者には人が集まる)
ご両親の彼への思いが伝わりますね。
梅ちゃん先生とか梅ちゃんのお母さんからとか
武井咲さんからもお花が届いてたようです。
この劇場のある与野本町駅にはたくさんの
薔薇が植えられている。
現在開花には少し早く蕾。
帰途ここを通りながら
この薔薇のようにいづれ桃李くんが
大輪の花を咲かせあの「桃李」という
名前のように彼のもとにたくさんの人が
集まらんことを祈りましたよ~
次は「真田十勇士」
時代劇に挑戦ですね。
共演の勘九郎さんからはイッパイ吸収
できますね。
期待しています。


