よんにゃむ日和


粋ですね。

一般の方々の着物姿も多く近くのレンタル着物屋さん

大忙しだったとか。

雨の中でもこの心意気に拍手ビックリマーク


昨日のTVはあちこちで歌舞伎座初日の様子を放映。

なかでもNH「クローズアップ現代」の

「人間国宝が語る歌舞伎の未来図・歌舞伎新時代」は

歌舞伎界のこの時代ならではの問題を取り上げていて

なるほど感強かった。

長老の坂田藤十郎さんのほかに団十郎、勘三郎さん

亡き後を担っていく世代の松本幸四郎さんが出演。

歌舞伎誕生以来歌舞伎の生命線は民衆の中の芸能で

あるということ。

世界有数の伝統芸術「パリオペラ座」イギリスの「シエクスピア劇」

の両者とも国から多額の援助なくしては存続できないとか。

それにひきかえ歌舞伎は昔から一切公的援助なく存続し続けてきた。

これはすごいことですよね。

今後も歌舞伎の原点民衆の芸能であること・・それは自由であることを

守っていくためにこの姿勢を貫いていくことが大事だといってました。

そして伝統を重んじながら時代にあった新しい模索を

していかねばならないとか。

今、裏方、音曲、役者共に人材不足ということだ。

外部からの人を積極的に入れて育てていく必要性を

説いてました。


この日の演目でよんにゃむが一番観たかったのは「勧進帳」。

「勧進帳」は市川家歌舞伎十八番の荒事のひとつ。

杮落としのこの舞台では団十郎さんの出番だったでしょう。

しかし今回の幸四郎さんも弁慶では負けていません。

昨年、弁慶出演1100回を記録しています。


なんとか最後の「飛び六方」を報道ステーションで観ることが

出来ました。

六方踏む前の姿といい見得と顔の表情といいよかったです。

さすがです。

(この写真は昨日のものではありません。悪しからず)


よんにゃむ日和