よんにゃむ日和

よんにゃむ日和
新宿武蔵野館まで観に行ってきました。

ヒョンビン入隊前の映画です。

彼の軍隊入隊後にドラマ「シークレットガーデン」

映画「レイトオータム」「私は幸せです」 が公開された。

そして除隊後には入隊直前の作品「愛してる、愛してない」を

公開。入隊中でも彼の作品は巷に出ていたわけで

留守中でも彼の居場所が確保されてたとは素晴らしい!


昨日映画を観て帰宅後の朝日新聞夕刊。

なんと映画評がズバッと出てまして「お~!」と雄たけび。


よんにゃむ日和
映画の内容、評、共に分かりやすく共感できる記事です。

最初の空港に向かう車中。二人の最小限の会話。

同じアングルで二人を捉えていく。トンネルに入る、トンネルから

出る。この明暗を生かす会話。


そして妻が家を出て行く日。

別れを言い出した妻にあくまでも優しい夫。

そんな夫に「なぜ怒らないのか」と問うと

「怒っても結果は何も変わらないから」と夫。


外は雨が激しく外出もままならない。

何故か妻は家を出るための荷造りに身が入らない。

そして迷いネコ侵入。

出て行く障害を払いのけられないでいる妻。


よんにゃむが一番秀逸だと思ったシーン。

夕食の支度をする夫の横に何気なく立つ妻。

パスタをゆで上げようとする夫にタイミングよく入れ物を渡す妻。

それを当然のように受け取る夫。

パスタを仕上げる夫の鍋に調味料を次々入れていく妻。

一言の会話もないのに絶妙にパスタが仕上がっていく。


この場面では結婚5年の間に夫婦が築いてきた「あ・うん」の

呼吸、空気が醸し出されている。

とても切ないシーンだった。

映画は最後の結末がない。

果たして妻は家を出て行ったか。それとも残ったのか。


ヒョンビンはごく自然な演技に徹し、「レイトオータム」の

ホストでもなく「私は幸せです」の精神を病む貧しい青年

でもなくすべてを受け入れる夫を淡々と演じている。

実際にこの二人をそばで見ているようなリアリティさ。


妻役のスジョンは確か「ごめん愛してる」に出演していた。

あれから10年近くたっているが容貌は変わっていない。


この映画の原作は直木賞作家井上荒野(井上光晴の娘さん)

この方やはりネコ飼ってました。(映画ではネコも重要なんです)
フランス映画のようにアンニュイイッパイ。

観終わってとても疲れました。

満席のお客様は「こんなはずではなかった・・」と思うか?

           「ヒョンビン演技派!すばらしい」と思うか?


武蔵野館では等身大のディスプレイ。


よんにゃむ日和
ここではヒョンビンの横に立って撮影可。

もち!よんにゃむも一緒に撮影。

よんにゃむ日和

よんにゃむ日和
撮影時の衣装展示