よんにゃむはついに永年の夢というか理想というか・・を実現。

ちょいと大げさだが

多忙な年の瀬にゆるりと映画を観る・・ってことをしたかった。

何と単純、且つチッチャナ夢。

でもよんにゃむ世代にはコレって多少罪悪感ない?

ま、このささやかな願い実現のため今年は年末仕事を12月中旬に完了。


こういう勝手なことをするには一人が無難。

30日、少し後ろめたさをかんじつつ映画館へ。

観る映画を決める。決めたのが・・コレ「大奥」


よんにゃむ日和

決めた理由は取り立ててどうしても観たい映画がなかったから。

堺雅人さんに多少興味もあって少し前までテレビで放映されていた

「大奥・家光・有功編」を観ていたから。

その続編というべき映画編も観ておいてアリかなと。


こちらがTV版。


よんにゃむ日和

内容はTV版が家光の時代。


すでに物語はご承知だろうが男女逆の物語。

要するに若い男が罹る疫病蔓延で男が四分の一に減少。

そのため将軍家も世継ぎの男がいなくなり家光も綱吉も

女だったという話。

その両者に絡むのが才覚と美貌で大奥最高の地位に

上り詰める貧乏公家出身の堺雅人演じる有功であり右衛門佐

というわけ。

堺雅人はTV編では優しい、まあ良い人の有功。

映画編では野望が強くどっちかといえば冷徹人間の右衛門佐。


よんにゃむはどっちが面白いかといわれればTV編。

堺さんはなかなか役者として興味あるし公家の知性と

おっとり感がピッタリ。

TV編は映画と比べ時間を要している分丁寧に作られているし

この逆の発想が新鮮だったから面白かった。

しかし主演級二人がどうもね。

家光役の多部未華子がどうしても好きになれなかったしガックリ

春日局の麻生祐未もいけませんむかっ


映画編では驚くほどはまり役が柳沢吉保役の尾野真千子、特筆物グッド!

もう一人は桂昌院役の西田敏行。TV編で堺の従者、玉栄がまさかの

綱吉の父となる展開。その後の玉栄役として西田敏行登場となるわけ。

この二人あまりにも嵌り役で感心どころか笑っちゃう爆弾

この二人の笑っちゃうほどの適役ぶりが年末に映画鑑賞という

よんにゃむにとっては「トンデモ体験」の最大収穫でした。バンザ~イDASH!

それにしても「カーネーション」の尾野真千子さん、まさかのこの道に

活路をなんてユメユメ思わんでもらいたい。


さて後は映画版で綱吉役の菅野美穂さん。

この方の中性的な魅力が好き。

NHKドラマ「坂の上の雲」の正岡子規の妹、律の役は

本当の正岡子規の妹ではと思うくらい良かった。

よんにゃむはこのドラマですっかり菅野さんのファンになりましたね。

だから最近はサントリーのCMも前の方よりいいナーと見ています。

で、今回はイマイチの出来。役が彼女になじまなかった気がする。

頑張ってましたがね。

由紀さおりさん・・堺さん扮する貧乏公家の母親役。

これまたピッタリ。想像できますよね。

宮藤官九郎さんの綱吉の正室ってのも見逃せないキャラ。

このように映画ではキャスティングが非常に楽しめた。


では皆さん良いお年を。