*ラオス編(1995年)
カンボジアを訪ねた後再びタイへ戻りタイからラオスへ向かった。
ラオスもまた長い間軍事衝突、紛争が続いた国。
1975年ようやく現在のラオス人民共和国が発足した。
しかしベトナム、ミャンマーと同様当時、民間人の入国は
まだまだ無理だった。
1994年ごろメコン川に何年ぶりかの船就航のニュースの記憶がある。
同年にはメコン川にタイとラオスを結ぶ「友好の橋」が架けられて
タイからラオスへの入国が容易になった。
この「友好の橋」は現在5箇所に架かり経済の主要な担い手と
なっているようだ。
そんなことがあって私たちも翌年1995年にラオスに行くことが出来た。
まだまだ制限があったらしく一泊だけでタイに戻った。
タイ側の国境。ここから「友好の橋」をバスで渡って行く。
当時は車でしか行かれなかったが今では鉄路もあるらしい。
私たちが泊まったタイのホテルを「友好の橋」から望む。
ラオス側の国境
ラオスの首都ビエンチャン。
ラオスの象徴ともいえる凱旋門。周りには何も無し。
現地ガイドさんとの写真。
大学を出ても仕事がなくガイドはエリート職なのだと言っていた。
荒廃した国の出発点の時代だった。
現在の凱旋門。パリのようですね。
きっとあのときのガイドさんも国の発展のため
今も頑張っていることだろう。
ミャンマー、タイ、ラオス・・この三国の場所を
「ゴールデントライアングル」といっていた。
麻薬栽培、領土紛争が耐えなかった地。
国境が接していることのトラブル・・このことは
島国の私たちには計り知れないものがあると思う。
ミャンマーの民主化から17年前の旅を思えばなぜ人は
有史以来争いを無くすことができないのかとあらためて思う。




