*カンボジア編
1995年 カンボジア ラオス タイを訪ねた。
インドシナ半島は周知の通り第二次世界大戦から独立運動
ベトナム戦争となんともやりきれない時代を経てきた。
その後カンボジアではあのポルポト政権下の国民への大量虐殺・
ようやく1990年過ぎに新生カンボジアとなった。
ベトナム旅行での体験からこの時代のカンボジアを見ておくのも
大事かなと思い出かけた。
ベトナム同様当時は直行便などなく、カンボジア、ラオスとも
タイ経由でしか行かれなかった。
バンコクからカンボジアの首都プノンペンへ。
かって「プチパリ」といわれていたその地は
小さな空港を出ればこんな様相であった。↓
旅の目的はやはり「アンコールワット」
国内線で「シェムリアップ」へ。
空港からアンコール遺跡に行くまでの光景は寂しく
切ないものがあった。
住む場所もない人たちがこの遺跡で暮らしていた。
遺跡中央の道の両側は今では美しい水をたたえ
蓮が咲いているが当時はやせた牛が 放たれていた。
遺跡はガジュマルの根に覆われている。
こんなふうに覆われていたために発見が遅れたのでしょう。
すごい!
そしていたるところに物売りの幼い子供たちがいた。
裸足で・・
物売りの少年と。
この写真の彼はとてもステキな笑顔。
救われました。
大人も子供も身体に傷を負った人をたくさん見受けた。
体ばかりでなくどれだけの心が傷ついたことだろう。
傷つきながらそれを種に物乞いをする子供たちの悲惨さに
声もなかった。
この旅から十数年経った今あの時の子供たちが家庭を
持って幸せに暮らしていると思いたい。





