友達との食事の前、映画を観て来ました。
渋谷ル・シネマでやってる『美しい人』です。
CG駆使した作品にあまり関心を持てなくなったこの頃はミニシアター系ばかり。
万人に受け入れられることの無いミニシアターの作品だけど、今回の『美しい人』はヨカッタと思います。
登場する9人が全員が全員、弱さを露呈してしまう不器用な人間なんだけど彼女達に希望を見出してしまうのは、その弱さの理由が家族、恋人、夫への愛が故だから。
母性という愛を持ち備えた女は、その母性が故、弱くも醜くもなってしまう不器用な生物なんだ、と思わされる作品でした。
愛に翻弄される姿は醜いけど、理屈ではなく母性という本能で何かを守ったりする姿は切ないくらい『美しい』と思ってしまうのでした。
とはいえ、ちょっと難しい映画だったなぁ~。
