𓆉𓏸𓈒𓂃残暑厳しい8月の終わり
ある方を通じて仔猫7匹の保護依頼とその仔猫たちの動画が送られてきました![]()
場所は交通量激しい道路に隣接する、
市内でも有名なとある海鮮料理店の
広い敷地内。
動画には健康状態が良好とはいえない
仔猫と母猫の姿が……![]()
7匹……
ふたつ返事で即保護に向かうわけにはいきません
なぜなら、小さなグループの私たち
トワネコにはまだ春生まれの子猫たちを
沢山抱えています
シェルターも保護施設もありません![]()
7匹のキャパを空けるためには
預りさんのお家を確保しないと… 。
7匹を2.2.3で分けて3人を確保し
そのためにその3人の預りさん宅に今いる子猫達を他のメンバーさんに移動するか…![]()
いや、2.2.2.1で4人に分けるか……
みんなで考え、預りメンバーさんの協力が集まりました![]()
ひとまず、医療費のカンパを依頼者さんに伝えなければ。
「ある方」に、保護にあたってはカンパをして頂きたい、との旨を依頼者さんに
お願いするよう伝えました
ところが、それを伝えてもらった返答が意外なもので
依頼者さんは急に難色を示すようになったとのこと……
そこで、「ある方」では話が通じてないのかも…、と思い、メンバーの一人が依頼者さんに電話しました
お電話では野良猫たちの状態や餌やりの状況などの聞き取りをしました。
丁寧に 「仔猫の保護にあたっては、初期医療、里親さまにつなぐまで費用が少なからず掛かります」と伝えました……
しかし
相手の方は「相談したつもりはなかった。手数料がかかるんでしょ?!」と言い出したのです![]()
は?!手数料?!そう聞いていたの?!
勘違いもはなはだしい……
改めて送られてきた動画を見ると
もう離乳していい頃の大きさの子猫たち
風邪症状もあります
この件を聞かなかった事に出来るはずは
もちろんなく
電話の翌日、
メンバーは現地へ向かいました。
しかし、その敷地の責任者はメンバーに
会うことを拒否![]()
『こちらで野良猫の管理はするので関わらないで欲しい』とのコメントが……![]()
これまでずっと餌を与えるのみで、不妊化などはまったく行っておらず、このような状態になっている現状
それが「今後は管理」ができるのか?
カンパを聞いただけでこんなに豹変するのに
出来るわけないやろ![]()
到底信じられず、行政に相談しました。すると行政の方はすぐに時間を作って下さり
説得に現地へ向かってくださいました。
しかし……![]()
敷地責任者は餌をあげている猫たちを
「野良猫」と呼び
「これが本来の野良猫の姿で、すぐにいなくなる」
「放っておいてくれ」
「敷地に入るな」
しまいには
「警察呼ぶぞ」
と、とりつく島もなく……
結局
行政の協力を得ても
私たちは猫たちを助けることが
できませんでした![]()
改めて私たちの初動に誤りはなかったのか振り返ってみましたが……、
そもそもの、猫に対する意識の相違で全く接点が見つからず……、
何の罪もないあの子たちを助けてあげられないという、悔しく悲しく申し訳ない気持ちだけ残る
最悪の結末となってしまいました……
見るのも辛いけれど
この悔しい思いを忘れてはいけないと思い
救えなかった子猫たちの動画を載せます![]()
でも忘れてはいけない。
『本来の野良猫の姿』とは何でしょうか?
交通事故、虐待の対象、飢えや喉の渇き、外敵からの襲撃……あげればきりがありません。
このような過酷な環境の中で命落とすこと。それが
『本来の野良猫の姿』なのでしょうか?
近年はテレビやSNSの影響で、外猫たちに心寄せて関わる人たちも増えてきましたが、無責任に餌だけをあげ続ける人たちも多い現実があります。
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まもなく今年も動物愛護週間が始まります。この期間を利用して言葉を発することのできない弱い立場の動物たちが不適切な扱いを受けることのない社会へ…
例え僅かでも前進できることを
切に願います![]()