『華厳寺』

岐阜県揖斐郡揖斐川町にある、西国三十三所の三十三番目の満願札所に当たるお寺です。


創建は798年のこと。

会津出身の豪族「大口大領」が、都の仏師に十一面観音像を依頼しました。

彼は観音像とともに会津に帰る途中の現在の岐阜県大垣市の辺りに差し掛かったとき、

突然 観音像が動かなくなってしまいました。



「我、これより北五里の山中に結縁の地があり、其処にて衆生を済度せん」

と延べられて北へ向かい、現在の谷汲の地で動かなくなってしまいました。


延暦末年に、当地で修行していた僧・豊然上人(ぶねんしょうにん)の協力を得て華厳寺を建立されたそうです。



その1の続きです


華厳寺の本堂へ。





本堂に祀られている本尊は、十一面観音は、秘仏。脇侍の不動明王と毘沙門天(重文)のいずれも非公開だ。

西国三十三所のお寺へは必ず納経してきました

華厳寺へも納めてきました。




こちらで御朱印をいただくのですが、
このような説明が貼ってありましたよ



青岸渡寺に行った時、先達さんから教えていただいた
お経を詠みました。







本堂の裏手に行きます。


持経観音。



苔の水地蔵尊

全身にお札が貼られたミイラのようなお地蔵さまです。
お札を自分の身体の悪い部分に貼ると回復する御利益があるという有難いお地蔵様だったようです。



笈摺堂(おいずるどう)

笈摺や朱印を奉納できるようになっています。






その先に行くと石段があり
満願堂があります








巡礼を満願した人は他の人より抜きん出ている=他抜き
と、いうことで狸の石像がたくさん置かれています






もう一度、本堂に戻ってきました、

とにかく暑かったんです☀️







汗を拭きながら、改めて満願できた喜びをかみしめてました。


本当にありがとうございました


御詠歌
・本堂(観音堂)
(現在) 世を照らす 仏のしるし ありければ まだともしびも消えぬなりけり

意味
このように世を照らす観音様の霊験があったので、今も絶えることなく法の灯(あか)りはともり続けているのだなあ。


満願堂
(過去) 万世の 願いをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲

笈摺堂
(未来) 今までは 親と頼みし 笈摺を 脱ぎて納むる 美濃の谷汲


これで三十三番を全部巡礼し終え
背にした笈(きゅう・仏具を入れた箱)を降ろします。
この御詠歌は、その時の心境を唱ったもので未来をあらわすそうです。


*山号【谷汲山(たにぐみさん)

*院号【】

*寺号【華厳寺】

*正式名称【谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)

*宗派【天台宗

*ご本尊【十一面観世音菩薩(秘仏)

*札所等【西国三十三所観音霊場 三十三番札所

東海白寿三十三観音霊場 三十三番札所
東海三十六不動尊霊場 三十三番札所
*開基 【大口大領
*創建年【 798年(延暦17年)】
*住所【岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23


御朱印は納経、参拝の証としていただいています💕🙏⛩

参拝できましたことに感謝いたします

最後までご覧いただきありがとうございました🎵