向源寺(こうげんじ)
御朱印
その後、巧圓は浄土真宗に転宗し光眼寺を廃寺にし向源寺を建てました。
御朱印
御朱印には、「渡岸寺」と書かれていますね。
どうして?
山門の前に、大きな木がすごく斜めにあります😅
とても印象的です✨
倒れないかと心配になりますね💦
向源寺は滋賀県長浜市高月町にあるお寺です。
このあたりは滋賀県の湖北地方にあり、
「観音の里」
と呼ばれていて、観音様では有名な地域なんですよ!
とても小さい町ですが、完成度の高い素晴らしい観音様が多いんです。
しかも☆
地域の方々が観音様を守っているところが多いんです。
昨年秋に行った鶏足寺もそうです。
素晴らしいですよねー👍👍
その中でも代表的な観音さまが、
高月にある向源寺の観音様です。
な、なんと国宝です✨✨✨
寺伝では、736年(天平8年)、都に流行した疱瘡の除災祈祷を聖武天皇から命じられた泰澄が、十一面観世音を彫り、光眼寺を建立。
しかし1570年(元亀元年)、浅井長政と織田信長が姉川で戦った時、兵火が堂宇を襲いました。
そのとき当時の住職巧圓や土地の住民達は観音さまを土の中に埋めて災禍を逃れたといいます。
その後、巧圓は浄土真宗に転宗し光眼寺を廃寺にし向源寺を建てました。
しかし、浄土真宗の寺院では大日如来像、観音像など阿弥陀仏以外の諸像はお祀りできないため、小さな別堂を建て秘仏としてお祀りしました。
これが、観音堂なんです!!
いよいよ
国宝の美しい十一面観音立像
ですが(笑)
その前に
国宝の十一面観音像は、日本全国に7体しかありません。
7体だけですよ✨🎉🎊
その1体がこの滋賀県の高月にあるとは。
ほかの6体は
室生寺(奈良)
法華寺(奈良)
聖林寺(奈良)
道明寺(大阪)
観音寺(京都)
六波羅蜜寺(京都)
向源寺の十一面観音は
最も美しく、日本彫刻史における最高傑作
と言われていて、
祈りの仏にふさわしい、慈愛に満ちたお姿の観音さま
だと言われています。
像高は194cm(頭上面を含む)
檜材の一木彫。
では、ご覧下さい💕
大きく作られた頭上面とその配置、「じとう」と呼ばれるイヤリングなど数々の特徴を備えています。
ほとんどの十一面観音像は
頭部の正面に、阿弥陀如来のミニチュアである化仏(けぶつ)を付け、
頭頂に仏面1面、
頭上の正面側に菩薩面を3面、
向かって左に狗牙上出面3面、
向かって右に瞋怒面が3面、
後ろは見えませんが、大笑面1面を配置しています。
後頭部の「大笑暴悪相」
(ネットからいただきました)
撮影は禁止です🙅🏻🆖
観音堂近くを歩くと、
あれ?ここにも向源寺があるわ
どして?
調べると、十一面観音さまが祀られている渡岸寺観音堂は
向源寺に属する観音堂たったんです。
そして、「渡岸寺」と書いて「とうがんじ」
「渡岸寺」というのは集落の名前
向源寺(こうげんじ)というお寺の渡岸寺(どうがんじ) 観音堂
(笑)
ややこしいですね😵💦
白洲正子は「近江で一番美しい仏像」と感銘しています
十一面観音はその深い慈悲により衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す菩薩であるとされています。
私と一番好きな観音様です♡
この素晴らしい十一面観世音をもう一度見たくなりました♡
*山号【慈雲山】
*院号【】
*寺号【向源寺】
*正式名称【慈雲山 向源寺】
*宗派【真宗大谷派】
*ご本尊【阿弥陀如来】
*札所等【近江湖北27名刹、伊香三十三観音霊場】
*開基 【泰澄】
*創建年【 736年(天平8年)】
*住所【滋賀県長浜市高月町渡岸寺88】
参拝できましたことに感謝いたします
最後までご覧いただきありがとうございました🎵