横川中堂の前の参道を行き
おみくじ・魔除けの角大師(つのだいし)で有名
な慈恵大師(じえだいし)良源を祀られています。
四季講堂(元三(がんざん)大師堂)へ
御朱印
慈恵大師(良源)の住居跡といわれる場所で、967(康保4)年、村上天皇の勅命で、春夏秋冬それぞれの季節に法華経が論議されたことから四季講堂というのが正式名です。
慈恵大師は、
第18代天台座主(天台宗で一番エライ人)であり、
比叡山延暦寺の中興の祖として知られています。
比叡山延暦寺は京の都を守るようにと、
都の鬼門に建てられたのですが、
その中でも元三大師堂は鬼門にあたります。
おみくじ発祥の寺といわれています。
現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われています
な慈恵大師(じえだいし)良源を祀られています。
四季講堂(元三大師堂)では、魔除けの護符として角大師のお姿を授与しています
「角大師 良源」をあらわす絵です。
下に説明が書かれています。
「永観二年(984年)、全国に疫病が流行してちまたでは疫病の神が徘徊し多くの人々が次々と全身を冒されていた。
お大師様はこの人々の難儀を救おうと大きな鏡の前に自分のお姿を映されて静かに目を閉じ禅定(座禅)に入られると、お大師様の姿はだんだんと変わり骨ばかりの鬼(夜叉)の姿になられた。
見ていた弟子の一人明普阿闍梨だけがこの姿を見事に写しとられた。お大師様は写しとった絵を見て版木でお札に刷るように命じられ自らもお札を開眼された。
出来上がったお札を一時も早く人々に配布して各室の戸口に貼りつけるように再び命じられ、病魔退散の実を見事に示された。やがて、このお札(角大師の影像)のあるところ、病魔は怖れて寄りつかず一切の厄難から逃れることが出来た。
以来、千余年、このお札を角大師と称し元三大師の護符としてあらゆる病気の平癒と厄難の消除に霊験を顕し、全国的に崇められている。」
石碑に書かれていた絵は
疫病に苦しむ人々を救うため禅定に入り、骨ばかりになって鬼の姿になった元三大師だったんですね。