忍者寺(妙立寺) は「忍者とは全く関係のない」不思議なお寺です。
加賀三代藩主の前田利常公が西暦1643年金沢城近くから移築したものです。
加賀藩は江戸幕府ができてから従った「外様大名」その中でも百万石という強大な藩。
徳川家から嫁を迎えるとともに母親を人質に出し、馬鹿殿様を演じることで幕府を欺き安心させる一方で、現在の位置に多くの武士が起居できる寺院群を作り、その中心に監視所の役割として建てられました。
当時、幕命で3階建て以上の建物は禁止されていたことにより、外観は2階建てですが、内部は4階建て7層になっています。
中2階、中々2階があり、部屋数は23、階段数は29もあります
侵入してきた敵を混乱させるために、内はたくさんのからくりが仕掛けられていたり、迷路のように複雑で、侵入した敵を混乱させます。
落とし穴に隠れ階段、隠れ部屋に
本当によく考えたなぁ、作ったなぁと感心するばかり!
ガイドさんがいても自分が今どこの部屋にいるのかわからなくなってきます
とにかく、面白いです!
寺の中は 「撮影一切禁止」です
本尊(釈迦無尼仏)
宗派(日蓮宗)
住所(石川県金沢市野町1-2-12)