西国三十三所番外・東大寺二月堂。
東大寺金堂(大仏殿)の東の坂道を上っていくと二月堂があります。
奈良時代創建の仏堂です。
二月堂はお水取りが有名です
「奈良に春を呼ぶ行事」としても親しまれています。
正式には修二会。
修二会の正式名称は十一面悔過(じゅういちめんけか)
ご本尊の十一面観音の前で、11人の僧侶(練行衆)たちが、私たちが日常に犯しているさまざまな過ちを背負って懺悔をし、全ての人に代わって祈る法会だそうです。
3月12日深夜(13日の午前1時半頃)に行われます。
「お水取り」といって、二月堂の下にある閼伽井屋(あかいや)という建物の中にある井戸「若狭井」から汲みあげたお香水(こうずい)をご本尊の観音さまに捧げる儀式です。
この「お水取り」という行事の前に「お水送り」という神事があります。
それが福井県小浜市にある若狭神宮寺で、毎年3月2日に行われています。
白い装束で身を包んだ僧侶や神人が松明を掲げて鵜の瀬に進み、若狭神宮寺の住職が東大寺の「若狭井」に向かって送水文を読み上げ、邪気払いをしたのち後御香水が遠敷川へ注がれ、同時に一斉にほら貝が鳴り響くのだそうだ。そして流された御香水は、10日かけて東大寺二月堂の若狭井へ届くと言われています。
御朱印をいただこうとしたら
知りませんでした
二月堂休憩所にいくと、
お松明で使われた杉葉の燃え差しがありました。持ち帰ることもできるので少しいただきました。
二月堂の御朱印
正式名(東大寺は金光明四天王護国寺)
本尊(十一面観音)
宗派(華厳宗)
創建年(天平勝宝4(752)年)
開基 (良弁)