6/11 <週末の対談>世良公則② | わたしのすきなもの

<週末の対談>部分の文字起し

誤字脱字、理解違い、カタカナ表記間違い

があるかもわかりませんが、お許しをm(__)m

 

 

DJ:近藤真彦

ナビゲーター:ちわきまゆみ

 

<週末の対談>​

MATCHY OF THE WEAKEND

 

 

ゲスト・世良公則さん 第2回/全4回

 

 

先週より続き

 

今の世良さんのライブで、

LIVEに来るお客さんの層って

どんな感じの方が来られるんですか?

 

おかげさまでね

40年やって来て、

ある時期30代40代に入った時には

ずーっと“あの世良”とか

“あのツイストのあの世良”という感じを

お客さんの方も引きずってライブに来てらっしゃるのがなんとなく・・

 

引き金 あんたのバラード 

 

宿無し・・・

燃えろ・・っていう時代の世良の音楽っていうところで、全然進化してないというか

その次に行がずに、、っていう人たちを感じた時には

“ツイストの頃の曲は演奏したくない”とか、、

“今の曲を聴いてくれー”

物凄い肩に力を入れて、

自分を説得しようとか、

何かを届けようってものがあったんだけども

それも越えてずーっと50代60代になてくると

あの10代のいわゆるJK(女子高生)と言われる子が

いきなり知ってくれてたりとか、

LIVEに来てくれてたりしていると・・彼等、彼女たちはツイスト知らないので俺を知ってLIVEに来て、

ツイストをYouTubeで探したりっていう・

 

えっ、ツイストのファンでまた本物の世良さんが見たくなるわけですね

 

そうですね・・

 

僕も一緒で、ある時期にやっぱり

ギンギラギンにさりげなく封印したくなったりとか、

そういう時期があるんですけど

僕も50過ぎましてライブでギンギラ歌え!!って言われたら

はい、歌いますよって言えるようになりましたけどね

 

たぶんデビューからずっとキャリアを重ねてきた中の楽曲っていうのは、

ある時期、自分の成長を助けてくれるし、

あるとき、自分の成長を妨げてるんじゃないか!?

って思うようなことに出くわしたりして、

そこで逆に羽陽曲折をちゃんとして、

ちゃんと悩んで

ちゃんとそこで壁と戦ってって

そこ越えてみると、さっきも言いましたけど

“好きです”と言われると“ありがとう”とか

“40年聴いてます!!”って言ったら、

おそらく中20年ぐらいは仕事が忙しいとか家庭が忙しいとか

子育てが忙しいと、おそらく中抜けしてるんだろうけど

“ずっと40年好きです”とか“30年聴き続けてます”って言われたら“ありがとう”って

 

そうですよね・・

 

世良公則さんは本名ですよね

公則少年がいつ・・その・・音楽に、

そんなにエネルギッシュになったんですか?

何歳?

何年生の?

きっかけとか?

 

おそらく・・おそらくなんですけど、おむつをしている頃に

例えばおふくろとかが歌ってくれる子守唄だったり、

でおむつが外れて、童謡を覚えたり

保育園に通ってみんなでお遊戯をしたり

その頃からおそらく僕は好きだったんだと思うの・・

音楽とか・・

 

音とか・・

 

そういう音が出ることとか

パンパンって音が出ることとか

 

メロディーとか・・

 

メロディーがあるとか・・

なんかそういうものに、異常に高揚感を覚えるっていうか・・

っていうのは、、僕は覚えてないんだけど

2.3.4つの頃 こたつの上でなんか音楽がかかると

踊り狂ってたりとか・・

 

えーっ!!

そうなんですかー

 

なんか年末、それこそ某国営放送のね、

年越しの歌合戦を観ながら

踊ったり、歌ったりしてたらしいんですよね

 

好きだったんですねー

 

だからきっとそういうものが

小学校に上がると、ハーモニカやリコーダーを吹いたりすることに繋がって行って、

僕は楽器の実技テストで100点以外とったことないんですよ

ハーモニカの演奏とか縦笛の演奏とか・・

 

完璧で!?

 

完璧で!

 

そーなんですかー

 

何でか知んないけど

楽器吹いてたりするの大好きで、

 

じゃあ逆に理数系とかあっちのほうは?

 

まったくダメ

 

(笑)

 

あのsine・cosine出て来た時には頭真っ白になりました

 

真っ白で(笑)

そのかわり縦笛持って来い!!と

 

ハーモニカ吹かしたら上手いぞって!!っていうような

でもたぶんだからずっと音楽好きで

ずっと3-4歳の頃からバイオリンをやってたって事で

 

そうですね

バイオリンって聞きましたねー

 

みんなイイとこのお坊ちゃんだったんでしょって言うんだけど、

両親とも公務員だし、県営のアパートにずーっと住んでましたから

だだ何となくまわりがやってる人がいて誘われたんですけども

楽器にさわったりとか、音が出る事に自分が一生懸命になるのが

ずっと好きだったんでしょうね

 

それであれなんでしょうかねー

ロック系というかバンド系の方に走ったのかな・・・

僕はその当時の写真をパラパラっと見せて頂いたときに

ホントに失礼ですけど可愛いというか・・女性にモテるアイドル顔してるわけ・・笑顔はね

 

笑顔はね・・そうそう

 

ホントにそうなんですよ

そっちは行かずに、楽器持ってシャウトしたっていうのは

ちょっと“俺はアイドルじゃなく、こっちで行きたいんだぞ”

ぐらいな気持ちがあったんですかねー?

 

あのねー

皆さんにそういって頂くのは嬉しいんですけども、

あえて否定とかもしたくないんですけども

僕ホントモテるとか、いう環境にずーっといなかったんですよ

 

あっそうですかー

 

はい

どっちかっていうと、

情熱が過ぎるタイプでヤンチャ坊主だったもんですから

中学上がっても土地柄ヤンチャ坊主がいるような中学でしたし

そこでローリングストーンズとか好きになって

ロックミュージックが好きになると

なんとなく空気が

ロック聴いてるだけで『アイツ不良』みたいな・・

そういう空気があるんですよ

 

なりますねー

 

ですから、普通にロック聴いてるだけでも

変な話ですけど、吉田拓郎さんとかフォークのビートルズとかを好きな子達は

中学時代から放課後、校舎に残って教室でアコースティックギター弾きながら

イエスタディ―をみんなで歌ったりしてるのは

学級委員だったりとか、文科系部長だったりする子達は女の子に囲まれてやってるじゃないですか、、

でもローリングストーンズとか好きな奴らは、

あとレッドチェペリンとか好きな奴らは

ジミーヘンドリックスwwwってやつらは

学校の外で男ばっかりが熱いむさ苦しい

そいつの兄貴の部屋かなんかにこもって

 

わかるわかる

 

ローリングストーンズ聴いてるってやつは

女性はいないです

 

確かに・・モテないです

いないですねー

 

高校の時もバンド組んだりしたもんですから

それこそ楽器を持って歩いてるだけで

“不良”って言われる時代でしたから

そういうモテたっていう記憶はまるでない

デビューしてティーンエイジャーのエネルギーにガッと応援してもらって、

バンド的には成功したっていうところに入って行くんですけど・・

それまでは周り男ばっかり・・

 

 

 

世良公則 燃えろいい女

 

 

僕はねー

音楽というより、仲間と一緒に何かを作ってるっていうのが

とっても自分に合っていて、

 

硬派ですねー

 

硬派?硬派っていうかやっぱり仲間が好きだったんですよ!!

 

えぇ

 

まぁ、近藤さんもわかると思うけど

ティーンエイジャーの頃、仲間っていうのが一つあると

何でも出来るような気がするし、

なんかこう自分にないエネルギーをお互いに補い合うし、

当時から今いうと笑われるんですけど

『仲間にとってはこれ以上優しくて頼もしい奴はいない』

『敵にまわったらこんなに怖い奴はいない』

そんな男になりたいみたいな・・・

青臭い事を一生懸命思ってる時代にバンドやってたもんだから

なんかそれ一色でデビューまで突っ走るってな感がありますよね

 

バ~っと出てって女の子に「きゃーーーっ!!」って言われたときは

ちょっと違うなと思った?

 

いやービックリしましたね

 

そうですかーやっぱり

 

うん

 

『俺、こんな音楽やってたんじゃないぞー』みたいな

 

あーでもねー

僕らの時代嬉しかったのは、

僕らの先輩たちに

ビートルズと

ローリングストーンズと

プレスリーがいるんですよ

プレスリーもライブやると「ギャー――」っていって

汗ふいたハンカチパーンって投げたりとか、失神するとか・・

ビートルズが日本に来た時に失神者が出たとか・・

武道館の初ライブの時『ギャー――』が大きすぎて何歌ってるか聞こえなかったとか、

その現場にいた先輩たちは言うぐらいだったんで

僕はそこからティーンエイジャーのエネルギーで

そういう人たちが世界的にメジャーになっていくっていうのを

中学とか高校で見てきてたので

それがエネルギーなんだって逆に思ってたので、

丁度デビューした後のフアンの人達のエネルギーみたいなもんは、

“このエネルギーが押し上げてくれてるんだ”っていう実感かあったので

モテてるというよりかは

やっとビートルズが来日した時みたいに とか

プレスリーに熱狂してるようなティーンエイジャーだったりが、日本に

 

あのプレスリーがひとりでボーカルで勝負してる姿って、

世良さんがツイストでボーカルで勝負してる時って

なんかこうあの参考になったりしたんですか?

 

僕はね、プレスリーが兵役を終えて、

アメリカに帰って来て、

髪を短くして、

黒ずくめのレザーのツナギを着て、

ABCだかCBCだかとっかの放送のスタジオの中でステージを組んで

演奏した時があるんですね

その映像見た時に

『ロックボーカルってカッコいい』

 

僕が世良さん見た時と一緒です

 

あっそうか、ありがとう

 

まったく一緒ですよ

 

それを感じて、ボーカルってこんなカッコいいんだー

で、プレスリーがいなかったらビートルズもいなかったっていわれてた

由縁みたいなものが、凄く伝わって来て、

音楽にまた戻って来れたって喜びみたいなものとか

そういうエネルギーがとてもシンプルでストレートだったので

最初の話に戻るんだけども、

キャリアを重ねるとかスキルを高めるとかっていうけど

初期衝動のシンプルで一番色の付いていない自分の衝動みたいなものを

持ってることが一番カッコいいんだろうなーとプレスリーで凄く感じた

 

やっぱり影響力あったんですねー

 

やっぱり感じましたね

 

 

来週に続く

 

 

音源もアップしました

6/11の番組リポに貼り付けました

よかったら合わせてお聴きください

6/11 COME ON! ROCKIN'ROADリポ

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