3/5 <週末の対談> 東儀秀樹① | わたしのすきなもの

 

<週末の対談>部分の文字起し

誤字脱字、理解違い、カタカナ表記間違い

があるかもわかりませんが、お許しをm(__)m

 

 

 

DJ:近藤真彦

ナビゲーター:ちわきまゆみ

 

<週末の対談>​

MATCHY OF THE WEAKEND

 

ゲスト・東儀秀樹さん 第1回目/全4回

 

 

さて今月のゲスト

やっと来て頂いたという感じです

東儀秀樹さんです

こんにちは

 

こんにちは

宜しくお願いします

 

えーっ、 ご無沙汰しております

 

はい(笑)

 

東儀秀樹さんってメチャメチャカッコいい名前ですね

 

そう、よく芸名ですか?って言われるんですけど

本名なんですよ

 

東儀秀樹って・・ほんと芸名っぽいですけどね

1959年生まれと言う事で

僕よりも5つ上ですけども・・

見えないですね

いつまでたってもお若いですよねー

 

言われないですねーその年には・・

 

そうですよねー

僕も割と

 

そうでしょ

 

若いなーなんて・・・

なんか秘訣はあるんですかね?

 

イヤ、僕はねとにかくなんにもそんな事意識してなくて、

ただね・・人が見ているよりは、ずーっとアクティブなんですよ

 

『東儀秀樹』っていうイメージは一般の人は

あんまり僕のことを知らないで勝手にみんな

先入観でイメージ作るじゃないですか

 

はい、もう僕、出来てますもん

 

ほんと(笑)

それが一般的かはどうか分かんないけれど

だいたい一般の人って雅楽師って日本の伝統文化をやってる家、

一千何百年続く家系とか、元皇居に務めてたとか

それだけで滅茶苦茶硬くて神経質で

石橋をたたいて渡るような努力家でそういう風に勝手に思うんだけど・・そう思ってた?

 

イヤ思ってますけど・・その中でも東儀さんはちょっと異端児で

その宮内庁から飛び出して、それでその自分の好きな音楽、雅楽も含めて

一般の人に伝えていきたいんだ!!って言うような雰囲気は持ってるな、とは思ってますけどね

 

それはそれであるんだけれど、

出たところでやっぱり、結局硬くて気難しい人って思われ続けていることが多くてね

 

あー

 

やってることが、雅楽って言うだけで気難しいから・・

だけど、決してそんなことが無くて

ほんとになんかね・・思うまま生きてるわけ

 

そうですかねー

それで、僕が言うのもあれですけども、メチャメチャかっこいいと思いますけどねー

 

スタイルとか保たれてるんですか?

 

それがねー

この年で太ってもいなくて、だからジムに通ってね

ストイックになんかやってんだとみんなそれも思ってるわけ

 

やってないんですか?

 

やってない・・一つもやってないし、食事の制限なんかやったことないし・・、

えっ!!

気にしたことない

好きなものを好きな時間に好きなだけ食べて

たとえばよく、夜中の2時3時に寝る直前に食べて寝るとよくないとかいうじゃないですか

 

ダメです

仕上げのラーメンとか絶対ダメですから

 

僕はね、カップヌードルとか、ガンガン食べて

しかもあれ一個じゃ足りないじゃない

 

え゛ぇー

 

足りないんですよ、僕はね(笑)

だから2個用意して2個スルーっと食べてから、スパッと寝ちゃったり・・平気でするんですよ

 

それで太らないのは体質でしょうかねー

 

体質でしょうねー

 

あと、やっぱり自由に色んな事されてるんで

もちろんストレスはあるんでしょうけども、

それで若さを保たれてるんではないかなーと・・

僕も、ストレスない事は無いんですけど・・

割と自由に生きてるんで、まぁ若作りしてるわけじゃないのに・・

 

そうでしょ、若く頑張ってるって感じは、僕は近藤さん見てて感じないから、きっといい感じで生きてるっていうのがいいんだろうなーと

 

イヤイヤそうですか~

 

東儀さんは子どもの頃、留学されてた?

 

留学じゃなくて、うちの東儀家っていうのは、

母方の性でそれを受け継いでるんだけれど、父はね雅楽に関係ない商社マンだったんですよ

 

じゃ、お父様、音楽やられてなかったんですか

 

やってない

で、今時は東儀家に産まれたからと言って必ず雅楽をやらなければいけないって世襲の決まりがないから・・

 

昔はあった?

 

昔はあった

昭和の初期ぐらいまで、

この家に産まれたら絶対雅楽で皇居に務めるとものという

 

あーなるほど

 

決まりだったんだけど、今は自由だから

うちの父は商社マンだったから

海外勤務が多くて、それで外国暮らしが多かったんです

 

へぇー、じゃあ

宮内庁に入ったのは、外国から帰って来てから・・

 

帰って来てから、外国も

あのーまず1歳から7歳までタイのバンコクに住んでいたり

中1中2をメキシコにいたりとか、

なんかちょっと変わったとこに居てね

で、普通この家で雅楽をやると、ふうに志してる場合は・・

あと、親が仕向ける場合は、子どもの頃からなんとなくそういう教育をして、それで中学校ぐらいから皇居に少しずつ通わせてっていうのが、今までのあたり前なやり方なんだけど

 

なるほど

 

家は特に東儀家だからと言って、雅楽をやらせようと、親も僕のこと思ってなかったし、僕も音楽家になろうなんて思ってなくて、だけどなんとなく音楽は好きだったのね

だけどその音楽っていうのはロックの方で、

ずっと中学・高校とロックバンドでギター弾いていたりしたから、

高校の中頃で、そういう西洋音楽のミュージシャンになりたいって言いだしたのね

 

バンドとかずーっとやってたんですか?

 

ずーっとやってたんです

やっぱりイギリスやアメリカのロックに影響されてずーっと夢中になっていて、で、そう言い出したから「そこまで音楽に!って言うんだったら、東儀家として雅楽をやってみればいいのに・・」と、親に初めて言われて

で・・普通ね・・高校生でロックだのジャズだのって言ってる時に

雅楽やってみたらなんて言われたって、こうピンと来ない

という、状況なのに・・なんかやっぱり小さいころから外国にいたから、この・・日本人であるって事が外にいるとすごく意識が強くなる

日本のことを近所の外国人が誤解してると、なんかすごく正したくなったりするから・・

 

(笑)

 

日本人が日本の文化を背負えるっていうのが、すごい誇りとか責任とかそんな意味でも凄い事だなと思って…

 

 

 

東儀秀樹 荒城の月

 

 

 

で、音楽は僕は、小さいころから音感が出来あがっていて、

ピアノを習ったことないのに、聞いたことある曲なら、いきなり左手で伴奏しながら

ちゃんと右手でメロディーをってことが子どもの頃から出来ていたんですね

 

うぉーすごい

 

だからジャンルが全然関係ない音楽でもそういうノウハウを使えば、どんな音楽だって僕は出来るって気持ちはあったから…

 

楽器はなんでもやられるんですよねー

ギター・ベース・ドラム・キーボード

レコーディングをする時も、

 

全部自分で・・・

 

えっ!!

 

こう、しかもひとりで・・自分のペースでやりたいから、

レコード会社が用意して、「じゃあ、この日にレコーディングしましょう」というのが・・

 

ダメなタイプ

 

家のスタジオがあるから、

そこで、今日やってみよう とか

あっ今日はダメだからやめよう とか

だからすごくフラストレーションが・・

 

ない!!

山下達郎さんに聞かせてあげたいですねその話

 

あっ、そう

 

えーあの人キッチリして音楽はこうしうもんだって

のびのびしてない感じですよ

 

あー、合わないなーあせる

 

(笑)(笑)

 

もうねー計算ずくして音楽作られる方なんで、

 

録音機材も全部自分でそろえて、アシスタントがいるわけじゃないし、

そう言う人がいると気を遣うから

 

ちょっと早く返してあげなきゃいけないなーとか・・

 

そうそう、でこの人いつまでやってんだろうって思ってんだろうかって

だから録音ボタン押すのも全部自分でやってるわけ

 

ほぉー

 

自分で押して、演奏して、聴き直して、ここもう一回やったほうがいいなーとか

デレクターも居ないし、エンジニアも誰も居ないところで、コツコツと

よしピアノがうまくいったから

今度はベースを入れよう とか

それが楽しくてしょうがない

 

いやーマニアだなー

 

でもいや今日はこの辺でやめておこうと言えば、やめられるし

 

そうそうそう

 

変な話、朝方までやる時もあるしって・・・

 

そう二日間飲まず食わずで、気が付いたら2日経ってるなーって時もあるし・・

 

それは凄いなー

 

 

来週につづく・・・