引っ越しをして、1ヶ月半ほど経ちます。
引っ越し前後でいろんな感情を味わったので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。
高校を卒業して、鳥取から大阪に引っ越し。大阪に12年住んで鳥取にUターン。
鳥取に8年暮らして、今回は旦那さんの地元である広島に引っ越しました。
高校を卒業して20年。
区切りの年である気がしています。
お母さんが亡くなり、おばあちゃんが亡くなって、少し落ち着いた頃に
地元ではない環境でまた暮らしてみたいと思うようになりました。
とはいえ、一度地元に戻っているので再び県外に出ることを悩んでいました。
お父さんを悲しませるだろうなぁ、とか
地元の友達、鳥取に帰ってから仲良くなった友達と離れてしまう寂しさもあって。
広島に引っ越すまでに、旦那さんと相談したり、一旦保留にして淡々と暮らしていました。
今思えば、気持ちを整理していたのだなぁと思います。
自分はなぜ、こんなにも実家の家族に囚われているのか。こだわるのか。
実家で過ごしていた子供の頃には気づけなかったことや、感じないようにしていたものに気付きました。
恨みやら悲しみやら、怒りを長い年月をかけてたくさん感じたあとに、ようやく出てきた、感謝。
そうして、ようやく親離れをしたのかも。
遅っ!と、突っ込みたくなるけれど。
それからは、広島以外の場所を探したり、移住定住の情報を探して読んだり、行ってみたり。
結局のところ暮らしてみないと分からないけれど、
全く知らないところに行くよりかは、旦那さんの地元の辺りで仕事を探してみようかとなり、
旦那さんの転職活動をしながら、場所を探りました。
仕事が決まって、バタバタと引っ越しをして1週間後。
味わったことのない、寂しさ。いや、20年前に味わった初めてひとり暮らしをした時に似た、寂しさ。
この世にひとりかなんじゃないかと思ったあの感じ。
環境が変わったなと身にしみて感じたというか、腑に落ちるというか。
旦那さんがいても、ひとは所詮ひとりなんだ、みたいな。
久しぶりの衝撃だったのだけど、寂しさを感じながらも、なんだかこのまま、このままでいようと思えたのでした。
この感覚は、引っ越しの荷物を解いたり家を整えている間に、徐々になくなっていたのだけど。
寂しさって、普段はなるべく感じないように生きているのかもしれないなぁ。