今後の食事 | 余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

娘でいられる時間が残り僅か・・・

親不孝ばかりしてた私が最後に母にしてあげられる事は・・・?

利き手親指が無くなったら

箸は使えない。


好物のうどんを前に父が

『よそでは食べれんね。』 と、言った。


きっと父は不自由にフォークで食べる姿が

恥ずかしい・・・そう思ったんだろう。


私は娘だから恥ずかしいとは思わない。

なにより左手も指三本ないではないか。


子供の頃、父の指がないコトで笑われた。

そんな記憶がある。


今はまだ不自由に食べる姿に胸が痛むけど

究極のところで思う・・・

『不自由でも食べれるだけいいんだよ。』 と・・・。


世の中、不自由に生活してる人がどれだけいるコトか・・。

自分の手で、意思で食べれるだけいいんだよ。


母の時は固形物一切ダメ

食べたいモノが食べられないコトがどれだけ苦しいか・・・。


母が最後に口にしたモノ・・・

大好きだった『飴』だ・・・。


でも、飴なんかより他に食べたいモノはいっぱいあったはず

だから今は母の好きそうなモノを祭壇に置くようにしている。


やっちゃったもんは仕方が無い

指一本ですんだ、そう思うしか私にはできない


父ちゃん・・・恥ずかしいなんて思わないで

美味しいもの、食べたいもの食べに行こうね♪


母ちゃんの分もさっ♪




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