母の代わりに・・・ | 余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

娘でいられる時間が残り僅か・・・

親不孝ばかりしてた私が最後に母にしてあげられる事は・・・?

入院しても母が気にかけてたコト


日本三大奇祭

国府宮の『はだか祭り』


ベッドで横になりながらも

『今年は何日にやるんだろう・・・』 と、

ずっと気にしていた。


『早く良くなって行かなきゃね。』


病名を知らない母は

この次点でも行く気だった。


『今年は行けないから私が代わりに行くから心配しないの!』



私が18歳の頃から

ずっと通い続けた


私の厄払いのため、そして家族のために

毎年欠かさず18年間通い続けた


2月の一番寒い月に

年に一度とはいえ今になって母に感謝している。


今日がその『はだか祭り』の日でした。


電車を乗り継ぎたくさんの人ごみの中で

母が毎年通ったであろう風景を見ながら母を想った。


悲しかった・・・

胸が苦しくなった・・・


きっと母は今年も行きたかったに違いない


今年も、、、来年も、、、

母の代わりに私が行くことになる。



・・・お母さん

今日ちゃんと行って来たからね。


人ごみが苦手な私だけどさ、

文句言いながらでも毎年行くから心配しないでね♪


18年も通い続けてくれてありがとう・・・。 静香