自粛期間中にFODがAmazonでお安く契約出来たので2ヶ月間契約して、
兼ねて観たかった昼ドラとか
きちんと通して観たかったDr.コトーとか
色々観ていました。
そして倉本聰さんの「風のガーデン」を
6月中に観よう!と思い
先週から通しで観ました。
緒方拳さんの遺作でもあったので
当時も毎週観ていました。
中井貴一さんが癌になってしまう麻酔医師の役、その父親で医師役が緒方拳さん
すい臓癌でステージ4である設定は
まさかその時は
私の父もゆくゆく同じ病で亡くなるとは
夢にも思わなかったので
なんとなく、適当に観ていました。
綺麗で、ちょっと悲しげなドラマでした
今回はじっくり、
長い間離れて暮らして再開し、
残していく娘と息子との再会と
最後の限りある日々、
キャンピングカーの周りに
沢山植える球根
最終回で空からの映像で
キャンピングカーのあった場所だけ
四角く花が咲いていないのが
却ってそこに主人公が生きていた印、
色々細かいところを今回はじっくり観て
神木隆之介さんの心の綺麗な少年役も
本当に上手で、繊細な少年で
ドラマは 観る人の立場、年齢により
見方や脚本家の見せたい場所も
ある程度の年齢にならないと
わからないものもあるんだな、
と思いました。
当時の撮影の合間でも
緒方さんは癌と闘っていた記憶があります
とても素敵で、セリフも綺麗で
優しいおじいちゃん先生
ジブリの映画が実写されるなら
こんな風かなとか
少し上の世代の方々のドラマは
脚本はきめ細かくて丁寧で
もっと自分が歳をとってから観ると
更にその映像は美しく
切なくなるんじゃないかと思う
ドラマでした。
時間が無限にあるようでも
人生も折り返しに来ているのなら
これからは映像や音楽や本も
出来る限り綺麗なものを観ていきたい
そんな風に思えるドラマでした。