「なたね通信」※環境カウンセラーマサさんのブログ

「なたね通信」※環境カウンセラーマサさんのブログ

環境保全やSDGs、生物多様性保全活動などの経験をアウトプットするブログです。話題は、三重県北勢地域がメインです。

 

みなさん、こんにちは!

日曜日の報告書は、今朝無事に提出が完了しました。

クリスマスまでの提出を目標にしていたので、スピードは上出来でした。

中身は、まあまあといったところでしょうか。

 

さて、今回の調査報告では、今後の提案のところに、土砂堆積による

環境の変化についてメインに書かせていただきました。

写真の通り、調査した場所では、環境がすっかり変わってしまい魚たちに悪い影響が出ています。

 具体的に言うと魚影が全くありません。寒いことも

少しは影響していると思いますがそれにしても少ない。

 

土砂の堆積で川底の岩に生えた植物を食べるオイカワや川底で縄張りを作って暮らすヨシノボリたちが好む環境ではなくなってしまったようです。

 

 

 

★参考★以前、オイカワなどが暮らす環境を水中撮影して、YouTubeに

挙げたことがあります。今回の内容に近いので、以下のところにリンクはります。

 

※石ころがある環境は、魚のエサになるものが豊富。生物相も多様に!

 

 

※四日市市内の河川で撮影したものです。

 

 

この場所は、上流に池があり、池干しをしたようなのですが泥や土砂を流してしまったようで、下流の環境が影響を受けています。

提案では、土砂の回収による現状復旧をメインに、回収した土砂の有効利用にもついて提案しました。

採用されると良いのですが。

 

池の水抜きによるトラブル

私の知る限り、次のようなトラブルがあります。

⚫︎土砂の流出による下流の詰まり、田んぼなどへの侵入

⚫︎外来種の流出

⚫︎流出した魚が水路に溢れ、死んだ魚による悪臭がする

 

補償問題に発展するケースもあるようなので、気をつけたい所ですね。

 

 

 

 

 




今年は、充電期間と位置付けて、昨年よりも多く本を読んでいます。
読みっぱなしだと記憶に残りにくいので、ブログにアウトプットしていこと思います。

はじめての地理院地図
数年前までGISのソフトを使って、資料など作っていましたが最近は、仕事も変わり疎遠に。
たまたま今回の仕事(現場)が水害を受けた四日市市内だったので、久しぶりに、浸水する
地形かどうか見ておうこうと思って、データを集めているときに便利なサイトを見つけました。

以前少し使ったことがあったのですが使い方を少し勉強しようと思って見つけたのがこの本
でした。以前は、もう少しサイトが重たくて動きがカクカクした印象でしたが今はすんなり
動いてくれるような感じを受けました。使いやすいと思います!
※皆さんのネットの環境、PCによるかもです。
※今回は、iPad Proの第二世代で試しました。

はじめての人でも地理院地図の操作がわかるように手順なども細かく説明してあるので
おすすめです!

四日市の土地の標高を可視化

今回ご紹介するのは、土地の標高差を示す地図です。画面左のメニュー部分を自分なりに
チェックを入れたりしていくと欲しい地図を作ることができます。






画像としてエクスポートできるので、環境、防災、まちづくりといろいろな場面で活用できると
思います。しかもサービスは、無料です!

四日市市の中心地は、水が集まる場所
地図を作りながら今回の仕事場が土地の低い、浸水リスクが高い場所であることがわかりました。
今年の9月に四日市市では、地下駐車場が浸水するような水害がありましたが地図で見てみると起こるべくして
起こってしまったような印象を受けます。

近鉄四日市駅からJR四日市駅、市役所付近は、もともと土地が低いので、地図の通り、以前から
大雨が降ると浸水などの被害を受けています。

土木的な工事や対策で、以前に比べると浸水を未然に防ぐことができているのだろうと思いますが
もともと土地が低いので、ゲリラ豪雨など何年に一度というのが来ると水の力に勝てない
のでは?との印象をもちしました。

昨日も駅前の円形デッキのセレモニーがあったり駅前や市役所付近への大学誘致、図書館建設など
土地の低い場所への計画が色々と控えていますが図のように浸水被害の可能性が高い場所なので
対策をよーく考えたほうが良いですよね。


※近鉄四日市駅前の円形デッキ


はじめて地理院地図で地図を作りながら
いろいろなことを考えてしまいました。
私がこれから従事するのは、まさに雨水対策の
土木工事です。水没しないように工事を進めたい
と思います。



※調査の様子


今日は、今年最後の環境仕事でした!

以前から携わっているビオトープの調査。


雨の中、2時間ほどかけて、ビオトープの中と

周辺の水路を調査しました。


このビオトープは、企業の敷地の中にあるので

飼育しきれなかった外来種などを放流される

リスクが小さいので、この地域の自然を維持する

場所として大事な場所です。


公園などのビオトープは、ペットの放流や近くの

ため池や河川から外来種が入ってきてしまう

ので、自然を維持することに結構エネルギーを

注ぐ必要があります。

ほとんどの場合、維持管理はあまりなされない

ので、外来種とコイばっかりの環境になりがちです。

だから企業内のビオトープは貴重です。


今週は、仕事の合間に報告書を作ってクリスマスまでに

提出したいな。



※ギンヤンマのヤゴ



※アメリカザリガニの巣穴

※ちょっと増えてきたかな。来年は観察会で捕獲します

維持管理しないとトンボのヤゴなどがアメリカザリガニに食べられてしまい自然観察などができなくなります。