小学校に入って
はじめてついたあだ名は
「番長」だった。
男の子をちょっと泣かせただけだったのに
ケンカして入院させたという話に膨らんでしまった。
そのうち、あだ名は
「めがねザル」になった
当時は、メガネの子供は
圧倒的に少なかったのだ。
中学のときは
ガンダムに夢中だったので
オタク呼ばわりされた。
まだオタクという言葉も
市民権を得ていなかったころだった。
高校生になってからは
ヘヴィメタ女だった。
チェッカーズが最盛期だったころ、
ヘヴィーメタルや
ハードロック好きな女は
変わり者だと思われていたのだ。
今の私は
穏やかで優しい人だと
回りに認識されている。
私の妄想の中ではね。