レッスンを受けた午後はいよいよ今回スペイン滞在最大の目的であるバダホスの地へ。
エクストレマドゥラ州はイベリコベジョータの産地と知られています。
実際にハモンや豚肉がビックリするくらい美味しいです😋
Cavaも作っていてカタルーニャより美味しいとか(その辺はもう自分の土地が1番だと皆思っているので…)
実はフラメンコが充実した土地でもあります。
伝説の歌い手Porrina de Badajoz
や映画『Vengo』に出演したLa Kaita
日本でお馴染みの師匠Enrique Extremeño
などを輩出しており
Tango de Extremadura
や
Jaleo Extremeño
が発祥した土地でもあります。
フラメンコの中でも音楽の方で知られていました。
近年踊りの普及に励んでいるのが我らがJesús Ortega なのです。
アンダルシア舞踊団などで活躍し、セビージャに拠点を置いていましたが故郷バダホスに舞踊学校を創設しバイレフラメンコを盛り上げています。
そんな彼が故郷の素晴らしい文化を拡めていきたいと主催したのが
『Concurso Internacional de Baile Jaleo Extremeño』
世界ハレオ・エクストレメーニョ舞踊コンクールです。
1942年、それまで誰も踊っていなかったタラントをカルメン・アマジャが初めて踊りました。
1950年、それまで誰も踊っていなかったマルティネテをアントニオ・バイラリンが初めて踊りました。
どちらも今では踊りのヌメロとして定着しています。
2024年、このコンクールを通じて初めてハレオ・エクストレメーニョが踊られる。歴史の第一歩を踏み出した訳です。
公式HPの応募要項欄にはエスコビージャのメロディが添付されていて、参加者は構成の中にそのメロディを必ず組み込まなくてはなりません。それが今後ハレオのメロディとして定着していく事になります。
ヘススからは陽子にも是非観に来て欲しいとずっと言われていましたが今年はスペインに行くつもりではなかったので答えを濁していましたが…
ある事をきっかけにやはり現地で観る事を決めたのです。
つづく