ここ数年のテクノロジーの発展は眼を見張るものがありますね。
私も含め、スマートフォン無しには生きられないのではないでしょうか。

色々なデバイスを同期して。
何かあったら大変!!!

といつも危惧しています。
と、いうか怖い。

このままAIが発達していくと世界はどうなってしまうのかしら。
昔から映画や小説で描かれて来た『未来』に近づきつつあるんだと思います。

便利過ぎると人の有り難みを忘れてしまうのではないかしら。
自分で出来る事まで、機械任せにしていないなかな?
何でも機械に指示される様な生活は…こわい。

例えば記憶力。

フラメンコの話になりますが、スペインではびっくりしました。
レッスンの中では「録画の時間」を取っていたり。世界各国から人が集まっているので、「それぞれの国にしっかり持ち帰って欲しい」との各講師の思いなんでしょうが…

特に若い子はすぐにビデオに撮ります。

…そして、覚えて来ない😱
毎日レッスンがあるのに。

ビデオに遺してあるから大丈夫と思ってしまって努力をしていないのだと思います。
私の中ではビデオを撮るという行為は、後々忘れても思い出せる様に。
とか、何かの機会で振付する時の参考に。
などであります。
動画を持っていたら完璧に覚えて来るものだと思っています。
↑太っ腹なアデラ先生

数年前、スペインでクラスを受けた時にこんな事がありました。
月の最終週からレッスンを受け始めた私。

先生「今からはいるの?!結構進んじゃってるわよ」
私 「大丈夫です。ちょっとずつ振りを取っていくので気にしないで進めて下さい」

レッスンが進み、初日の最後。
先生「前に振付たところをビデオ撮りましょう」

皆さんはお金を払って3週間受けていたのに、私にも録画させてくれるというのです。
悪いなーと思いながらも、撮らせてもらいました。

帰宅してから必死で見て、研究し翌日のレッスンには全部覚えて行きました。
せっかくの先生がくれたチャンスを活かさないと。申し訳ない。皆さんにも申し訳ない。
自分の為にも!

ビデオとはそういうツールだと思うのです。

「忘れないように」ビデオに遺したら、忘れない。それが鉄則。

だから、私のクラスでは録画は禁止しています。
安心して、覚えようという努力を怠る。
ではその1時間て何?
その時にしか見られない動き、聞けない話しというものがあるはずなのでそこに集中して欲しい。
クラスが終わった後で、自分で記録するのは自由です。

頭を鍛えるために、自分がレッスンを受ける時はなるべく最終日までは録音も録画もしない様にしています。
何か仕事で踊るので覚えなくてはならない時なんかは別。ビデオに頼る事もあります。何クラスも受けて、ごっちゃにならないように整理する時も。

そうして記憶力を鍛えているのです。
(あ、自分で振付した事は何故かすぐに忘れちゃう😅)

このビデオ問題に関しては、色々な意見があると思いますが私は以上の考えです。

支配されない範囲で、上手くテクノロジーと付き合っていきたいと思います。お世話になってるけど。
ま、最終的にはアナログほど確実で、安全なものは無いと思います。。。

Estudio LA FUENTE 
田村陽子フラメンコ教室


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