El 私の大好きなヌメロ(曲種)の中の一つが「Farruca ファルーカ」です。
スペインのガリシア地方で生まれた哀愁漂うこの曲。
ギターの音色と踊り手のサパテアド(足音)のハーモニーで魅せるとても素敵なヌメロ。
古くは男性が踊る曲として知られていました。
永遠のスター、アントニオ・ガデスのファルーカを何回ビデオで見たことでしょう。。。
https://www.youtube.com/watch?v=fBefsNiLrhg
私がフラメンコを始めた当初はyoutubeなんてありませんでしたから。
もうそれは擦り切れるほどビデオを繰り返し見たものです。
夫にも「帰ってくるといつもフラメンコのビデオ見てるなあ」と言われていました。
今はインターネットで舞台全景を見られたりしちゃうんですもんねえぇ。凄い!!
話がそれましたが・・・
ファルーカにずっとあこがれておりました。
ただ、女性である私が踊るのに男性が踊る様にサパテアドとポーズのみで構成したのでは芸がないよな。と考えていました。
そこで、女性らしいアイレをお持ちのイサベル・バジョンに振り付けを頼みました。
彼女がファルーカを振り付けしたらどうなるのかというのにもとても興味があったし。
そして、それが大正解
とっても×100素敵なファルーカを振り付けしてくれました。
イサベル自身、とっても気に入って、「いいわねこれ。私も踊ろう」と言って部分的にもっとスーパーにして彼女の作品の中で使ったほどです。
2009年、小松原庸子スペイン舞踊団の仲間たちで行った自主公演「Amanecer」で初出し。
この時はパンツスタイルで踊りました。
庸子先生が「これはあなたに似合うと思う」と貸してくださった燕尾服で!
これが本当に似合っていて。。。(自分で言うのもなんですが😅)
踊りを活かしてくれて大好評でした。
この「Amanecer」を見て、先生がその年のマドリド公演の大作、「CARMEN」の主役に抜擢してくださいました
その時のお話はまた今度、書きます。
それから2011年のCAFフラメンココンクールでこのファルーカを踊り優勝。
この時も庸子先生がわざわざスペインから「これは絶対あなたに似合う」と、衣装を新調して来てくださったのです。
スカートは乗馬するときに穿くもので見たこともないデザイン。
またまたこの衣装が大当たりで「ファルーカだからとパンツじゃないのが良かった」と大大大好評!!!!!
なんと優勝のお祝いにその衣装をプレゼントしてくださいました。ありがとうございます💕💕💕
それからはその衣装が定番となり。
2011年初のソロリサイタル「De Mar」
2015年 スペイン、ウニオンでのカンテデラスミナスのセミファイナル
タラントのほかにもう一曲踊らなくてはいけなくて、ファルーカを選びました。ここでも衣装が大好評。さすが庸子先生
私の舞踊人生において大事な節目に必ず踊っています。
ただ中々踊る機会がなくて・・・・
タブラオでその日合わせでできるものではないからです。
ファルーカの魅力は何といっても、ギターとの調和。
そのためには事前に何度も打合せをしてしっかりリハーサルする必要があります。
それには相応の費用が掛かります。
なので、「ここぞ!!」という時にしかできないんです。
さあ、今年はそんな機会がやってくるのでしょうか・・・・
うん!!!!やってきそうな気がします
きっとファルーカ踊れる!!!
ご期待ください
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Estudio LA FUENTE
田村陽子フラメンコ教室