こんばんは。プリンスママです。
長くかかりましたがいよいよ最終日です
こんなに掛かると思わなかったな~
なんか感慨深いものを感じてます 自己満
では旅行記最終便に、お付き合い下さいね~
最寄りの広場で下車し
最終見学地の美術館へ徒歩で移動です
ヴァダアトヴォードヌィ運河に掛かる橋を渡りました
運河には噴水が
橋には鍵のオブジェがありました
永遠の愛を誓う的な椅子もあり
道中にレンタサイクルがあり
そして到着したのが
トレチャコフ美術館
この旅最後の見学地です
6年前に広島国立美術館で展示会があったみたいで
広島から参加されていたご夫婦が感動していました
19世紀のモスクワの豪商トレチャコフが
自分が生きた時代のロシア美術すげ~
と絶賛評価して収集を始め
そのコレクションをモスクワに寄贈しました
その後公共美術館が開館され
彼はその館長となり、死ぬまで私財を投じて収集を続けました
死後もその収集が続けられ、当初1800点ほどだった美術品は
10万点を超えるコレクションとなりました
トレチャコフの熱意が後世に引き継がれ
現在モスクワを代表する国立美術館となったのです
ここは撮影料200ルーブルを支払うと
写真撮影が可能になります
ええ、もちろん払いましたとも~
それでは見学開始です~
最初に案内された部屋には
イコンや三位一体の絵画が多く展示されていました
割と写実的な絵タッチの部屋に移動しました
写真じゃ伝わらないな~
下の真ん中の絵なんて写真かと思うほど
生えてる草の表現が素晴らしかったです
見知らぬ女(忘れえぬ女)
イワン・クラムスコイ作のこの絵
超有名だよね~
見た事あるもん~
タイトル通り、ふと見かけた見知らぬ人を描いたと言われていますが
娼婦説、貴婦人説などたくさんの憶測があるようです
とにかく、この女性の力強いまなざしにかなり引きつけられました
同じくクラムスコイ作
荒野のキリスト
サタンの誘惑を受け
楽な道を行くか苦難の道に進むか悩むキリストの姿が
ここの説明は割愛しまーす
イワノフ作
民衆の前に現れたキリスト
20年もかかって描かれた作品です
中央で民衆に洗礼を施し説教をしながら
奥から歩いて来るキリストを右手で指示している場面です
イワノフはこの絵になかなか満足せず
何度も書き直していて、彼的には完成していない絵なのです
それが分かる部分がこの絵にあるんですよ
左端のおじいさんの腰巻きは白いですよね~
でも、水面に映る姿を見てみると
腰巻きが赤い事が分かります
ちょっと悲しくなる絵
穴の開いた靴を履いて今日食べるものも確保されてるのかも分からない少女
富裕者にお金を恵まれて
悔しくて自身のプライドを突き通すか
生きるためには貰わなくちゃと言う葛藤が描かれています
この、くそじじぃ と思っちゃう絵
70を過ぎてると思われる色ボケ爺さんが
若い娘をめとり、結婚式を挙げるの図
金と権力で強引に結婚させたんでしょうね
花嫁全然嬉しくなさそうでしょ~
サンクトペテルブルクの芸術広場だ~
この絵の作者はとにかく海(水だったかな?)の絵しか描かなかったそう
専門に描いているからこそ
海面の表現なんか写真の様に見えるほど繊細です
でも、あまりにも水の絵しか描かなかったから
あの人もしかして人の絵描けないんじゃない~
って噂が流れました
そうしたらこの絵の作者は
描けるっ
と言って描いたのがこの絵だそうです
幅14メートルもある大作
下の絵
座るデーモン
以上、2時間半ほど掛けてたっぷり見学できました
この後は美術館内のレストランにて昼食です
サラダにスープ
レストランの外に出ると愉快なオブジェが
その足元にはにゃんこが居ましたよ~
何やら各国首脳会議が行われているようで
どの国かが分かる赤いナンバーを携えた車が集まっていました
見応えたっぷりだったロシア旅行を終え
いよいよ帰国です
帰りの飛行機って行きと比べると
どうしてこんなにつまんないんだろう
楽しみなのは、もはや食のみだ~
日本に着くのは朝の8時
どの位寝ればいいのか分からないから
取りあえず消灯と同時に寝ました
3時間も寝た位で明るくなり朝ご飯です
パパは食欲がないからと言って朝食ではなく、うどんを貰ってましたが
こっちの方が重そうに感じるのはママだけかしら
予定通り8時に帰国して羽田に移動
夕方にはお家に到着できました~
お天気にも恵まれ気温も心地よく
見どころ満載で誠実な国民性
すっかりロシアが大好きになりました ママ単純人間でしょ
生きてるうちにもう一度訪れたい国の一つに
ノミネートしておこう
読んで下さった皆様
とっても感謝です
ありがとうございました~