こんばんは。プリンスママです。
今日はイタリア旅行7日目をご紹介しますね
この日も午前は丸々移動タイムとなりました
途中渋滞で30分ほど押したようです
4時間半かかってファッションの街 ミラノ に到着~
フランスの支配下に置かれていた時代
ナポレオンの指示により、ミラノで軍事服が作られていました
そのため繊維産業が著しく発達し
その強力な地盤がイタリア王国に統合された際に武器となり
今日のファッション界の中心地となったそうです
ミラノに着いて、まずはランチです
この日のランチは ミラノ風リゾット と ミラノ風カツレツ でした
久しぶりのお米です
リゾットは程よいアルデンテでした
カツレツもお肉が苦手なママでも美味しく食べられました
この日のランチが今までで一番美味しかったかも
腹ごしらえも済んだので、午後からの観光です
最初の観光地に行く途中、もの凄~く目を引くモニュメントが
これ、何だと思います
このオブジェは 『AGO,FILO E NODO(針と糸と結び目)』 というタイトルなんです
針と糸 まさにファッションの街ミラノを象徴するものですね
周りにある建物や車の大きさと比較したら、その大きさが分かると思います
地面を縫っているイメージのようです
さあ、最初の目的地に到着しました
『サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会』です
この教会の名前、直訳すると
マリア様ありがとう教会 って事になるんですって
この教会は正面ファサードとクーポラのある後陣で建築様式が違います
後陣が増築される時に、異なる様式で増築したのだそうです
やはり全然印象が違いますよね
この教会の修道院の食堂の壁に、ダ・ヴィンチの大傑作
『最後の晩餐』
があります
壁画と教会はどちらも世界遺産です
最後の晩餐の見学は完全予約制で、予約の時間まで少しあったので
教会の中庭を観てきました
時間になったので、最後の晩餐を観に行きましょう
残念ながら写真撮影NGでしたので、ウィキ先生の所から写真借りてきました
この壁画はダ・ヴィンチが3年をかけて一人で描き上げたもので
4.2m×9.1mもの大きさがあり、描かれている人物はほぼ等身大なのだそうです
同じツアー参加者の中で、今回で観るのが3回目と言う方がいて
初めて観たときは、もっと黒ずんだ印象だったそうです
この絵はご存知の方も多いかと思いますが、キリストが磔刑にされる前夜に
『私を裏切る者が、私と一緒に食卓に手を置いている』
と弟子の裏切りを予言する衝撃的な場面です
キリストに後光を描かなかったり、遠近法を駆使したり
また、その場にいる12人の弟子をそれぞれの個性を活かしたポーズで表現するなど
当時の常識を覆す表現法や描写法(テンペラ)で描かれているのです
実際に観ると、キリストが言葉を放った後その場が騒然となり、誰だ誰だと詮索する弟子達の動きが
まるで生き生きとしたストップモーションのように描かれていて
今にも全員が動き出すような迫力のある描写でした
同じ部屋の反対側の壁にも同じくらいの巨大な壁画がありました
ドナト・モントルファーノ作の『キリストの磔刑』です
こちらの絵は当時主流だったフレスコ画でした
15分と限られた拝観時間の中、ダヴィンチの絵に皆が見入っていて
こちらの絵はあまり注目されていませんでした
時間になったので退場です。
出口から最後に引きで見た『最後の晩餐』は、より遠近感がはっきりする感じでした
ダ・ヴィンチの傑作にしばし感動
その先の売店で、図説とマウスパッドとレプリカの絵を買っちゃいました
続いては少し場所を移動し、スフォルツェスコ城です
スペイン、オーストリアの支配下にあった時代には
城塞として使われていたそうです
この看板はその時代の事を説明しているのかな
外壁の穴は、城を建設する際に足場として刺した木組みを抜いた跡だそうです
正面玄関となるフィーテの塔は、高さが109mあります
スフォルツェスコ城を出ると大きな噴水がありました
バス乗り場までちょっと歩いたのですが、
何かイベントが行われているようでした
バスに乗って移動中、ものすごい建物が見えてきました
全面緑化ビル、ヒートアイランド軽減の目的で建てられたそうです
このタイプのビルを増やす計画があるのか、緑が植えられていないビルもありました
バスを降り、スカラ座広場へ
オペラの殿堂 『スカラ座』 です
その前にあるスカラ座広場にはレオナルド・ダ・ヴィンチ像がありました
足元には彼の業績が記録されているそうです
これから観るドゥオーモとスカラ座広場を結ぶ道は、十字形のアーケード街になっていました
『ヴィットリオ・エマニエル2世アーケード』です
こんなにゴージャスなアーケード街は今まで観たことありません
ミラノって、全てにおいてオシャレだと思いました
屋根の部分は繊細な鉄枠のガラス天井で
アーケード内の床面はモザイク画で彩られていました
このモザイク画の牛の局部にかかとをのせて1回転すると願いが叶うと言われています
1回転してきました
綺麗なアーケード街を抜けると、
そこには思わず息を飲み込んでしまうほど迫力ある『ドゥオーモ』がそびえ立っていました
これはすごい
今まで観てきたドゥオーモはルネサンス様式の物が多かったのですが
ミラノは地理的に他のヨーロッパ諸国の影響も強かったことから
フランスやドイツで主流だったゴシック様式で建築されました
上部の135本の尖塔とたくさんの彫像や細工で施された壁
中はとても荘厳な印象でした。ディブリオ(円壇)が修復中だったのが残念
そして内部は、とにかくステンドグラスが印象的でした
すごく綺麗でした。それだけにそのままの印象を写真に残せなかったのが残念でした
写真って奥深いですね。上手に撮れるようになりたいです
このたくさんのステンドグラスは、聖書の物語が描かれているそうです
数ある彫像の中で、特に強烈に印象に残ったのが『聖バルトロマイ像』です
皮膚を剥がされて殉教した聖人像で、肩にかけているのは自分の剥がされた皮なのです
とても見ごたえがあったドゥオーモでした
外に出ると、月桂冠を持った女の子が
多分この女の子は卒業したんだと思います
現地ガイドさんが、イタリアの風習の一つとして話されていたことの一つに
学校を卒業した子は、イタリア国内の名所を月桂冠を被って巡る言う風習があると言っていました
たくさんの観光を終え、ホテルに到着
ある意味最後の晩餐です
毎日見所たっぷりだったイタリアはとっても良い国でした
また訪れたいです
最終日もちょこっと観光してきましたので、あと1回お付き合いくださいね