市場が大暴落した時や、天上知らずの急騰をした時に、どうすれば確実に儲けることができるか。全米No.1の投資アドバイザーの著者が贈る、66話の実践的教訓集。
Dai Nippon Printingより引用
その昔・・まだリーマン・ショック前には個別株中心(主に新興市場が流行っていた)で売買をしていたことがある。
投資信託の手数料は高く、安いのは国内ETF(TOPIX、225)くらいだったが
株仲間に聞いてもそんなのあるんですか?
くらいの反応だったような気がする。
わけのわからない株(苦爆)を持ち続け、しまいにはマイナス90%くらいになっていたこともあった(現在のSBIもココまで下がったかな・・)
現在はほぼ倒産が半数、当時の新興市場で生き残っているのはサイバーエージェントとか楽天か??
そんな中、ただ単に投資に煽られていただけでは?と疑問に思っていた時に巡り合った本である。
投資本は図書館に無数あれど、現在も役に立つのはほとんどない。情報が古くてもいいのは
不変の真理
だけだ!
さて、前置きが長くなったが、この本は初めに言っておくとアクティブ運用の本である。
・・なのでインデックス投資には否定的なので(実は市場と対峙)、そこの部分は自分なりに消化する必要がある。
だが、当時から今まで株一辺倒での投資本が溢れる中、当方の資産運用の根源になっているかもしれない。
全部は(当方にとっては)参考にならないが、
①教育費を作る方法(投資の具体的方法)
②天井知らずの急騰時期(まさに現在の相場!)
③株はありふれたものの方がいい(個別株の中身)
については、今でも血肉となっている。順に当方なりの解釈で述べよう。
①これには3つの分類があり、
Ⅰ(なんと!)ひとつには財務省証券つまり国債だ。当方には個人向け国債が適正となろう。
Ⅱ Mutual fund(積み立て投資信託)。ここでは具体的商品は触れていないが、毎月記念日を決めて一定額を投資していく。
Ⅲ あなたの人生を賭ける株
②ある年配の女性が、元本を保全したい(保守的な投資家)目的で相談してきた。
市場がどんどん高騰している時期(ITバブル期か?)、債券(国債、優良な社債)中心でポートを作ったところ、リターンが悪くて解約されてしまった逸話。その後、どうなったかは興味深いところだ。
また、株式で損しても債券で帳消しにする方法。
一気に大金を個別銘柄に投資して無一文になる大男。
トレーダーで才能があると思っている少年(どこの国も変わらない・・)など、人々の心理も面白い。
③そして具体的な株式投資だ。
Ⅰそれは噂で聞いた・・まさに罠。出涸らしというのが相応だろう。
Ⅱあなただけのハゲタカファンドを作ろう・・これは石油株や資源株を述べていたが(個人的には)分散が効いていないと思った。その頃、人気のない株を入れろという感じだったと思う。
Ⅲ ①Ⅲで出てきた人生を賭ける株の意味。当方がトレードしていた株とは真逆で、
ここが個別株式投資の転換点
となった。その株は永久保有できますか?
もう引っ越しの時に段ボールに埋もれてしまった(苦笑)が、こんな感じで自分なりに消化できたと思う。
アクティブマネージャーなので、市場(ベンチマーク)のことを対策としているが
大暴落、大暴騰
は、株式投資にとって最大の難所だろう。
逆に言えば、ココが克服できればいい投資対象になるわけだ。
いつの時代も変わらないが、将来的にダウは10万になっていくと(結果的に)インデックスは伸びるとも述べている。
わけのわからない株は生き残るかわからないし、紙屑のような値段になって到底(投資家には)耐えられなくなると思った。
株トレードで億万長者になる人が数人、、いるからこそ、
10万人のトレーダーが餌食
となっているのだ。。
また、株式市場で超暴落が起こった時に笑える方法。それは(株を)ショートするわけではない。
それはまたの機会に(笑)