こんにちは。

 

今日は、ニューヨークタイムズ紙からの記事です。

 

バイデン氏のチームが副大統領選びを本格的に始めているようで、候補者は全員女性だそうです。今のところ、バイデン氏は1期(4年間)で大統領を降りると言っています。彼の後を継げる次期大統領になり得る人で、彼が優先していることを理解している人を探しているのだそうです。8月1日までに発表されるとのこと。

 

この記事では候補者13人が紹介されていましたが、こちらではニューヨークタイムズ紙が最も可能性が高いとしている5名を中心に紹介します。バイデン氏が大統領になると、次は女性の大統領が誕生するかもしれませんね。

 

今まで働いてきた中で一番できる上司を選ぶとしたら、こちらの保険会社で働いていた時の上司、ニコールさんという私よりも年下の女性です。

 

年下で女性という上司は初めてでしたが、彼女の決断の速さ、社内での立ち回りの上手さ、人の上に立つことを自然にやってのけ、何事にも動じない懐の深さを感じました。しかも、仕事100%の生活ではなく、私生活も楽しんでいたご様子。当時の私は前の夫と離婚するか悩んでいた時期でしたので、彼女のようにスパっスパっと決められたらなぁと思ったものでした。

 

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A Who’s Who in Biden’s Search for Vice President

By Alexander burns on June 28, 2020 at The New York Times

 

 

 

■Kamala Harris (カマラ・ハリス)

略歴:55 歳。2017年からカリフォルニア州上院議員、前の大統領候補、サンフランシスコの州検察官、州検事を努めた。もっとも選ばれそうな候補者

 

注目すべき点中間クラスの税金カットを提案、警察体制の改正を提唱、連邦犯罪の死刑法案を推進。ブレット・カバノー連邦最高裁判所判事の指名承認公聴会で 注目の的となった。

 

バイデン氏との関係:2020年の選挙戦で戦う前から友人で、彼の亡き息子のビューとは州検事を一緒に勤めた。だがハリス氏は選挙戦で他の民主党候補の誰よりも激しくバイデン氏を攻撃しており、70年代のスクールバス法案に反対した人種差別上院議員に仕えていたことを、テレビ放映でのディベートで非難した。

 

プロとコン:ハリス氏はアメリカの政界では有名な黒人女性の1人で、穏健派やリベラル派に人気がある。だが、選挙戦での戦い方は不安定で、法執行の記録についての質問には苦心していた。選挙戦でバイデン氏を強く批判したことで、バイデン氏を支持する人たち対して悪印象を与えた。

 

■Elizabeth Warren (エリザベス・ウォーレン)

略歴:70歳。2013年からマサチューセッツ州上院議員。前の大統領候補。元ハーバードロースクールの教授で破産法のエキスパート。米消費者金融保護局の企画者。強力な競争者

 

バイデン氏との関係: 思想は違うがお互いに尊敬し合う関係。バイデン氏が議員でワーレン氏がハーバード大学の教授だったころ、破産規制の聴聞会でやりあった。だが、2016年の選挙戦でバイデン氏はプライベートでウォーレン氏と会い、一緒に戦わないかと誘っていた。

 

プロとコン:革新的で力強い経済改革を謳っている。だが彼女は白人で年齢もバイデン氏と変わらない。穏健派からは人気がない。

 

■Keisha Lance Bottoms

 (ケイーシャ・ランス・ボトムス)

略歴:50歳。2018年からアトランタ市長、アトランタ市議会で二期務める。最近になって国内でプロフィールが注目されるようになった。

(先日彼女の記事をブログで取り上げました。→こちら

 

 

注目すべき点:パンデミックに取り組んでいる有名な市長たちの1人。人種差別や警察体制の改正を唱えている。レイシャード・ブルックスを撃った警官を解雇するようすぐに呼びかけ警察の執行力に制限をかけることを発表した。保釈金で刑を逃れることを制限するなどの刑法改正をした。

 

プロとコン人種差別と警察問題で英姿となり、重要な政治の激戦区からの出身である。だが高官としてのキャリアが短い

 

■Val Demings (ヴァル・デミングス)

略歴:63歳。2017年からフロリダの代議士、警察官として長いキャリアを積んだ後、オーランドで警察署長を務めた。

 

注目すべき点銃規制と法の執行に関して議院内で率直に発言している。トランプ大統領の議会裁判の告訴の管理者を務めた。

 

バイデン氏との関係: 長年の関係はないが、2018年の選挙戦ではフロリダの民主党員として一緒に戦った。

 

■Susan Rice (スーザン・ライス)

略歴:55歳。大統領補佐官、オバマ大統領の元で国連大使

 

注目すべき点:オバマ政権でイラン核問題やパリ協定を含む外交政策の突破口を開いた。最近、ワシントンD.Cのトップとして求められた。

 

バイデン氏との関係8年間のオバマ政権でバイデン氏と共に働き、1990年代にはライス氏は国務次官補、バイデン氏は上院外交委員会の議員として一緒に働いた。

 

プロとコン国際的な経験が豊富だが、今まで選挙戦で戦った経験がない

 

他の候補者

 

■Michelle Lujan Grisham:ニューメキシコ州知事、議会で三期務め、ヒスパニック幹部会議長、元ニューメキシコ州衛生局長。60歳。

 

■Tammy Duckworth:2017年からイリノイ州上院議員、議院で二期務める。元イリノイ州退役軍人省のディレクター、退役中佐軍人でヘリコプターのパイロット、イラクでの戦いで両足をなくす。52歳。

 

■Tammy Baldwin:2013年からウィスコンシン州上院議員、議員で七期務める。上院議員でゲイとして一番初めに公表した人。58歳。

 

■Karen Bass:2011年からカリフォルニア州代議士、黒人集会のチェアウーマン、元カリフォルニア州下院議長。66歳。

 

■Gretchen Whitmer:2019年からミシガン州知事、元ミシガン州上院議員の民主党リーダー、2月にトランプ大統領に民主党としての労働組合について演説をした人。48歳。

 

■Stacey Abrams:元ジョージア州下院の民主党リーダー、公平な選挙権を求める運動のリーダーを務めた。46歳。

 

■Gina Raimondo:2015年からロードアイランド州知事、州財務官、元2019年度民主党知事アソシエーションのチェアウーマン。49歳。

 

■Maggie Hassan:2017年からニューハンプシャー州の上院議員、2013年から2017年まで同州で知事を務める。元ニューハンプシャー民主党上院議員のリーダー。62歳。

 

[気になる単語]

Late son: 亡くなった息子

Running mate: 副大統領候補

District attorney: 州検察官

Rebuke: けん責する、非難する

Grapple: 取っ組み合う、取り組む

Hail from: 船が来る、出身である