こんにちは。

 

今日は、ジューイッシュ・ニュース紙からの記事です。

 

イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学チームが開発したデバイスが、コロナの感染拡大を止めるべく世界の各入り口にインストールされるかも、というものです。

 

アルコール検知器のように、人間の呼気からウイルスを検知するというもので、検知には1分しかかからないとのこと。たとえばこれが空港などに設置されると、コロナウイルスキャリアと飛行機に同乗することがなくなるということです。ゲームチェンジャーになる可能性が大きいです。

 

去年イスラエルに旅行に行きましたが、混沌としていながら効率的で、タフで、歴史と未来が共存しているような、それは不思議な国でした。

 

国土の半分以上が砂漠地帯なのですが、水の再生利用や海水を利用する最先端の技術を持っており、住宅地には緑が青々と茂っています。フルーツや野菜もとてもみずみずしくて驚きでした。

 

テクノロジーやサイエンス、医療分野がとても進んでいるイスラエルですので、コロナウイルスの研究においてもトップクラスなのではと推測します。今後に期待大です。

 

------------------------------------

 

 

Israeli-designed instant coronavirus breathalyzer could be rolled out globally

 

 

イスラエルでデザインされた、コロナ感染者を1分で検知する呼気検査機が、アメリカの食品医薬品局(FDA)で認可された場合、世界のエントリーポイントに設置されるかもしれない。

 

この不思議な機械はイスラエルの大学チームによってデザインされたもので、死滅したSARS-CoV-2を検出する周波を使い、今日までの試験で90%以上の成功率をあげている。

 

現在のコロナウイルスのテストは、喉か鼻に綿棒を入れて粒子を探すものだが、ネゲヴ・ベン=グリオン大学のギャビー・サルージ教授率いるチームは”検出”という言葉の概念に捕われなかった。

 

 「我々は自問したんだ。このウイルスはそのサイズや電子性質の観点から直径100ナノモルから140ナノモルの量子ドットやナノ粒子に似ているので、物理学の世界で使われている光工学や電子光学などの方法で検出できないだろうかと。答えはイエスだった。このウイルスはテラヘルツで共振し、それらの周波で分光を瞬時に摘出する。」

 

サルージのチームは、手のひらサイズのデバイスに、呼吸からのどんな小さなウイルスの粒子でも検知するセンサーをチップを入れたもので、イスラエルの防衛省とともに法律的に有効化することを進めている。

 

そのチップは20秒でテラヘルツの分光を通して読まれる。科学者たちは、コロナウイルスによって引き起こされる、テラヘルツスペクトラル域に共鳴した変化を探せばよい。1分間で自覚症状のないコロナ感染者を見つけることができる

 

サルージ氏はこの呼気検知器を国々の港や仕事場、クルーズシップなどに設置するアイデアを語る。それぞれのデバイスで日に約4000人を処理できる。

 

次のステップは法律的なプロセスを経て、コロナの早期トラッキングシステムとしてFDAの認可をとることだ。そうすれば早くても9月には公共の場にこのテストがおめみえするだろう。

 

 [気になる単語]

Contraption: 奇妙な仕掛け機械

Outside the box: 概念に捕われない

Quantum dot: 量子ドット

Resonate: 鳴り響く、共鳴する

Spectroscopy: 分光学

Validate: 法律的に有効にする、批准する