こんにちは。

 

今日は、3歳半の娘のアルファベットの練習についてです。

 

この頃アルファベットを書きたがるようになりました。

 

自然保護団体から送られてきたカレンダーをあげると、いろんな色で簡単なアルファベットを書いて遊んでいます。

 

 

”T”や”F"は逆さまになったり、”E”や”L"も左右逆になったりしています。もしかしてDysrexia(ディスレクシア:失読症)の気がある!?と不安になって夫に聞いてみると、英語圏の小さい子供にはよく見られるとのこと。

 

アルファベットの練習を本格的に始めようと、アルファベットの練習本を取り寄せましたが、そちらにはまったく興味を示さず。。。カレンダーに書く方が楽しいようです。

 

アメリカの教育について何も知らなかったので、プリスクール選びのときに公立私立あわせて10校も見学に行きました。アルファベットの練習の開始時期は学校でまちまちでした。そこでいくつかを紹介します。

 

◉モンテソーリ教育

 

今通っている学校はモンテソーリですが、2歳児クラスから始まり、次が3歳〜6歳のクラスで、そのクラスから練習を始めるそうです。ですが、モンテソーリは自主性を重んじる教育法なので、やりたくない子供に無理に練習をさせるようなことはしないのだとか。

 

小学校に入っても時間割がなく、机もなく、宿題もなく、1年生から3年生、4年生から6年生が同じクラスで勉強します。日本のようなストラクチャーがある公立校に通っていた私としては、その自由度が想像つかないのですが、子供たちは楽しそうにしています。中学校までありますが、90%以上の生徒が厳しい高校受験を経て、進学校に進んでいるとのこと。学ぶ方法としては有効なのでしょうが、向き不向きもあるようです。

 

◉シカゴ大学付属学校ープログレッシブ教育

 

シカゴエリアでトップクラスの学校と言われています。申込む予定はないのですが、何がそれ程いいのかを知りたかったので説明会に行ってみました。

 

オバマ前大統領のお嬢さんたちが通っていたということで注目され、急に人気が沸騰した学校です。シカゴ大学で働く教授(当時はオバマさんもシカゴ大学で法律を教えていました。)の子供たちのために作られた学校で、幼稚園から高校まであります。70%の生徒が大学関係者の子供たちで、残り30%が一般で募集された子供たちです。大学関係者だからといって100%入れるわけでもなく、競争率は熾烈なようです。

 

そこの学校はプログレッシブ教育法を実施しており、モンテソーリほど自由ではないですが、ストラクチャーでがちがちなスケジュールでもなく、モンテソーリと伝統的な教育法の中間くらいでしょうか。ここは小学校に入るまでアルファベットは勉強しないとのことでした。大半がシカゴ大学の教授の子供たちなので、頭の良さも引き継いでいるでしょうし、勉強する家庭環境にも恵まれているでしょうし、いつのまにか文章が書けていた、という感じなのでしょうか。

 

◉Waldorf教育

 

ドイツ生まれの教育法で、創造力を育てることに力を入れています。音楽や美術にも力を入れているようでした。ここも小学校までは読み書きはしないということでした。7歳くらいまでは読み書きをするにはまだ脳が未発達なので、それくらいの年頃まで待った方が効率がいいということでした。ここの保育園では、とにかく暑くても寒くても外で遊ばせてくれるので、最終候補に残った学校でした。

 

◉プレップスクール

 

シカゴの公立小学校では、テストを受けて入るセレクティブスクールというカテゴリーがあります。その試験では読み書きのテストもありますので、そのためのプレップスクールの保育園や幼稚園では、早い段階からアルファベットの勉強も取り入れているようでした。

 

教育には興味がありますが、この年頃は外で遊ぶのが一番いいと思っていますので、アルファベットの練習は先送りになりそうです。