旅行中に読んだ本 | 溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3

旅行中に読んだ本

直木賞受賞作です。滅多に小説を読むことはないのですが、週刊ダイヤモンドで連載中の『ロスジェネの逆襲』がかなり面白いので、買ってみることに。池井戸潤さんの『下町ロケット』です。

直木賞受賞作を読むなんて、久しぶりです。調べてみると、1998年の宮部みゆき『理由』以来でした。学生のころは宮部みゆきとか、京極夏彦とか、大沢在昌とかを読んだものでしたが、このところまったく読んでいませんでした。

感想は言うと。。。『もっと早く読んでおけばよかった!』であります。ストーリーが良く出来ているのでどんどん読み進めることが出来ます。飛行機の中で読みましたが、最初から最後まであっという間に読んでしまいました。池井戸さんは東京三菱銀行に勤務経験があり、大きな組織で葛藤する主人公を描くのが得意ですが、今回も個性的なキャラクターたちが登場します。自分も社会人となってはや13年目です。学生のころに読んでもわからなかっただろうな・・・・という小説です。

主人公はロケットの技術者でしたがあることが原因で父親の経営していた町工場を継ぐことになります。でも主人公は自分の夢を持ち続けています。。。小説なのであまり紹介しすぎるとネタばれしてしまうのでここまでにしておきます。とにかく必読!です。小説なんか面倒くさいなーーと思っているような人にも読んでもらいたいです。ラストは泣けます。(泣きませんでしたけど)

『ロスジェネの逆襲』も佳境です。半沢はどうなるのか!こちらも目が離せません。
下町ロケット
下町ロケット
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池井戸 潤
小学館
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