知の衰退 | 溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3

知の衰退

最近、なぜか大前研一さんが自分の中で流行っています。今回も大前さんの著作を読んでみました。大前さんは本当に日本の現状にあきれています。あきれて物が言えないのではなく、あまりにあきれ過ぎて、言いたいことが山ほどあるぜ!という様子です。今回の著作でも、大前さんの指摘していることはいちいちごもっともです。確かに日本人の知が衰退していっているとしか考えられないようなことがたくさん起きています。あんなに、小泉さんを支持したかと思ったら、今度は政権交代ブームで民主党の肩入れしたり。都知事選もどうなるんでしょうね。

都知事選と言えば、かつて大前さんも選挙に出たことがありましたね。ウィキペディアによると、『1992年11月、新自由主義を標榜する市民団体・平成維新の会を設立し、同会代表に就任。翌1993年、文藝春秋3月号で「新・薩長連合結成宣言」を発表。知事連盟構想を掲げて1995年東京都知事選挙に立候補したが、青島幸男に敗れ落選する。同月の北海道知事選挙では、大前の構想に呼応した友人の三浦雄一郎が出馬したが、落選した。第17回参議院議員通常選挙に比例区から、平成維新の会公認で大前、三浦を含め10人が出馬したが、10人全員が落選した。』とあり、惨敗でした。このときのイメージもあって大前さんの本を敬遠している人もいるかもしれませんが、最近の著作はどれも読みやすくてとてもお勧めです。今回の本も分厚いですが、どんどん読めます。


大前さん、もともとは日立製作所の社員で、原発に関わっていたようです。Youtubuの動画、すでにかなり話題になっていますが、まだの方は見てみてください。長いですが、とてもわかりやすく説明してくれます。