王国の光と影 | 溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3

王国の光と影

ゴールドマン・サックスの創業から現在までを追った
金融ノンフィクションです。

作者は『敗者のゲーム』等で有名なチャールズエリスです。
翻訳本によくあるように、カタカナの名前に馴染むまでは
かなり苦戦しますが、慣れてくると、物語にどんどん
引き込まれていきます。

上巻では創業から住友銀行による出資のころまでが描かれています。
宣伝では、【「情報非公開」の壁を突き崩し、その強さの秘密と
140年の王国の歴史を初めて明らかにした最高のノンフィクション。】
とありますが、確かに詳細に取材されている様子が伺えます。

アメリカの投資銀行の歴史を知るという意味でも
読んで損は無い一冊です。
ただし、上巻だけで500ページという大作ですから、
読み始めるには覚悟が必要です。。。

頭のなかがゴールドマン一色になってしまったので、
別の本を何冊か読んでから、下巻に行きます。
ゴールドマン・サックス (上)
チャールズ エリス
日本経済新聞出版社
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