昭和16年夏の敗戦 | 溜池ではたらく不動産屋のブログ_Season 3

昭和16年夏の敗戦

日本人はなぜ戦争をしたのか。
バルセロナからマドリードへの電車の中で読みました。

昭和16年(1941年)時点で、
日本はアメリカに確実に負けるという検証結果が出ていたのに
日本はそのまま戦争に突き進んでいきました。

日本の弱点は石油がないことで、戦争を続けるためには
南へ侵攻し、産油国をおさえ、そこから石油を運ばなければ
なりませんでした。しかしながら石油を運ぶ船は
すべてアメリカンの潜水艦に沈められてしまいます。

そして、日本は負けるべくして負けることになります。
なぜ、それがわかっていたのに戦争に突き進んだのか?

教科書で習ったような、『軍部が独走した結果』ではありません。

意思決定の難しさを考えさせてくれます。
昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)
猪瀬 直樹
中央公論新社
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5 東条英機
5 組織と意思決定
5 戦争は終わった 
5 国策を決定する人間が何を考えていたのか、時を超えて知ることができる
5 日米開戦に関しての革新的な解釈