不思議な朝のこと。 | sunakoroのつぶやき

sunakoroのつぶやき

日々の備忘録。
島の光の記録。
見えない世界との交信。




昨日の明け方5時半ごろ
部屋のドアを
小さく二回
誰かがノックした。

高齢の両親は
足が悪く2階に上がることは
滅多にないし
ノックする習慣もない。

目覚まし時計のなる
ちょうど1時間前に
大きな咳き込みと
息苦しさで目が覚めた。
そんなふうに
起こされた時は
だいたい
見えない世界からの
合図の時がおおい。

か細いノックの音が
気になるが…
今日はどうしても
休めない日なので
常備薬を飲んで
1時間ほど横になってから
出勤した。


何事もなく仕事を終えて
帰ってきたら
駐車場で
小さな白い子猫と
目があった。
炎天下のなか
木陰と植木鉢の間に
横たわって
車からおりるわたしを
じっと見ていた。

どうしたの?
暑くないのー?と
駆け寄り声をかけると
見開いたうす緑の
目にハエが止まっていた。
……
なんでこの子はここで
息絶えたのだろう😭
理由はわからないけど
状況は理解できたから
すぐに
家から
白いバスタオルと
新聞紙と
紙袋を取りに走った。

タオルに
仔猫をくるんだ。
赤い日日草の花と
白いプルメリアの
花とオレンジの
コスモスの花たちも
一緒に入れて
新聞紙をのせて
紙袋に入れても
袋にはまだ
余裕があった。

尽き果てた命は
すでに強ばり
思ったよりも
軽かった。
だけど骨や関節
毛並みの感触は
まだしっかり
あった。
今朝のノックは
あなただったの?
それなら
ちゃんと土に還して
あげようと思って
枯れ草や枯れ木を
集めたところに
おいた。

ちょうど職場の
園庭作業で
集めた葉っぱや
枯れた茎や
土の塊を
袋3つぶん
まとめてあったので
それをまた
車で運んできて
かぶせた。

最初は
子猫ちゃん!
なんでこんなところに…
と悲しくなったが
今はほっとした。
道路や他のところだと
わたしは気づかず
なにもしてあげられなかった。
真っ白の、きれいなままで
汚れてなくてよかったね。
毎日の水やりに
思い出してあげるからね。


たまたま
今日
観終わった
映画、永遠の0…
戦禍の物語も
役者さんたちの
生涯にも色々と
想いを馳せて…
また考える。
空の向こうも
きっと
晴れますように。