「わたしは乳がん患者です」
おかげさまで前回のCTでも再燃兆候なく、キャンサーフリー街道進んでいます。経口薬はのんでます。マーカー値はちょっと不安
検診受けてなかったの?と言われることも稀にありますが、
毎年受けてたよね〜おっかしいな〜
「わたしは乳がん患者です」
この言葉の威力はすごい。
可哀想、不幸、子供もいるのに、死んじゃうんだ、抗がん剤でウィッグなんだね、
いろいろなことが連想されるようです。
2023年、乳がん罹患は9人に1人。決してそこまで珍しいわけではないけれど、隠してる人も多いのでやはり珍しい感はある。
ステージ3までは通常は根治を目指してもらえる。
ステージ4となると、一気に難しくなります。
「乳がんが肝転移してます」
いまは悪い子いないはずですが、
こうなると、もはや絶望感とパンチ力半端ない。
可哀想だから特別扱いされて当たり前、という気持ちがないと言ったら嘘になる。
法的にはこれと言って特典はないのですが、、、
強いて言えば、
去年父が亡くなった時のいろんな手続きを姉1.2号がやってくれたり、
転移してからはゴミ出しを夫がやってくれるようになったり、
受験生だった息子の先生に「受験は学校に丸投げします!」と言っても許されたり、
罹患発覚した年に学校の役員していたので、他のメンバーがあらかたの仕事をやってくれたこともありました。
周りに助けていただいています。
でもいまは副作用たいしたことなく、毎日普通に生きてます。
病気を理由に傍若無人に振る舞ってはいけないな、とも思います。まだ夫にあたることありますが
インスタやブログをしていると同病の方からDMいただくことがあります。
望まれるお答えをあげられないこともありますが、誠意を持ってご対応します。
多くの方がきちんとされています。
見えない仲間として良い方向に進むようにお互いに祈ってやりとりを終わります。
ただなかには、ほんとうに稀にですが、
不躾だったり、聞きっぱなしの方もやはりいます。
これってがん患者だからじゃなくて、人間性の問題なのかな。匿名だから?
がん患者だけれど、
だからこそ、
最低限の礼儀をわきまえて、尊厳持って生きたいなと我が身も振り返って襟を正します。