父、86歳で他界 ガン既往なし
母、82歳 ガン既往なし
姉1号、59歳!書いててびっくりした。ガン既往なし
姉2号、56歳 ガン既往なし
私、53歳 44歳で初発、52歳で遠隔転移
2人に1人が生涯で1度はガンになる時代、
わたしの実家家族は5人に1人。
優秀な方ということですね、確率的には。
医学的には欠かせないこう言う数字。
再発率、5年生存率、10年生存率、奏功率、この薬が効く可能性、余命などなど。
何%でもあたってしまえば当人にとっては100%。
1%だったとしても、当たれば自分にとっては100/100。約分したら1/1
例えば99%ダメでも、1%OKなら可能性はあるんだな、その逆もまた然り。
息子は100人に1人の病気持ち。
病気がわかった時
「100人に1人だから、結構多いですよ」
と医師に言われました。
発達障害は病気ではないのであえて別に書きますが、これも100人に1人。
絶望の中「100人に1人だから多い」とは思えず、
「99人が大丈夫なのに、なぜその1人なの?」と思いました。
遺伝もなかったので、、、。
色覚異常、日本人男性の20人に1人と言われます。これも引き当てました。これはわたしの父からの遺伝です。
引きの強い子です
まだ他にもありますが、不幸自慢になってしまうのでこの辺にしておきます。
マイナスなことをたくさん引いてますが、本人の努力でそれとわたしの血の滲むような努力と、膨大な勉強と、抜群なコミュ力と行動力と、海のような深い愛情で以前は考えられなかった日々を彼なりに送っています。良い意味で。
わたしが罹患した2015年、
乳がん罹患率は16人に1人と言われていました。正直15人に入りたかった。
当時術前ケモでフラフラしながら行った娘の高校受験説明会で、
「今この部屋に乳がんの人はわたしだけじゃないんだな」と思いました。
実際、今年の息子の高校の卒業式、保護者代表スピーチで「病気になりました。自立するまでは見守りたい」としか言わなかったのに涙ぐんだけど
「勝手に同病だと思って泣きました」と声を掛けていただきました。ケモ後特有の髪型をされていたので「同病ですね」と言いました。仲間でした。
数が多いとそれだけ研究も進み、薬も増えて治療の選択肢も増えます。ウィッグも進化します。
これは嬉しいこと
数字は単なる数字です。それだけ見ると一人一人の命や人生を数字で語られてしまう気がします。
けれど医学的には大事な数字。
ステージ4の5年生存率約40%
この数字をぶち壊してくれるわたしの主治医の治療はやはり素晴らしいです。
わたしにとっては100%
出会えた確率は?
それ考えると計り知れない幸運の持ち主
やっぱり運命に感謝だな、と思います。