私はひとりっ子
それが小さい時から嫌で嫌で
自分の子には、どうしても
兄弟を作りたかったので
高齢出産も気にせず
下の子を40歳で産んだ
介護が始まった今、
両親をみるのも
施設を探すのも
未払金を精算するのも
ケアプランを相談するのも
全て私一人だ
悩むことも多いし
心も折れまくる
こんな時に
同じ気持ちで両親を想う
兄弟がいれば…
と、思わずにいられない
でも確かに
介護方針や相続で揉めるって聞くし
一人で良いこともある
何より、今は
認知症の両親では
分からないことだらけなので
何もかもを私が一人で
決めないといけなくなって
気づいたことがある
自分の人生は
「ひとりっ子のせいで
何もかも親に決められ、否定され、
自分では何も決めさせて貰えなかった」
と、思っていたけれど
「親が決めたこと以外は否定され
何も決めさせてもらえなかった。と
親のせいにして生きてきたことも
自分で選択した生き方なんだ
誰かのせいにしたら自分が楽だから」
と、思えるようになった
どんなに両親に否定されても
私は私!と突き進む選択も出来たのに
「ひとりっ子の私がそんなことをすると
両親が悲しむから無理なんだ…」
と、諦めていたのは
この私だ。
長い間、距離をおいていた両親
たった一人の娘に
恨まれたままの人生ではなく
一人娘が毎日孫と家に居て
「楽しいなぁ」
という両親を見ると
そんな時間を過ごせて
親孝行が、少しは出来たかな?
と、今は思う。
そう、
結果オーライと
ご陽気に思い込んでいる