おはようございます。こんにちは。こんばんは。

理学療法士のよきくんです。

 

今回は、US配列キーボードと電子カルテをテーマにブログを記載していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

US配列キーボードが医療現場を変える!

~電子カルテ入力の効率化を実現する新常識~

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

 電子カルテの入力作業に、日々ストレスを感じていませんか?

「入力に時間がかかって残業が減らない」

「ショートカットが思うように使えずイライラする」

「JIS配列(日本語キーボード)とUS配列の違いがよくわからない」

 このような悩みは、多くの医療者が共有する「電子カルテ入力の壁」と言っても過言ではありません。とりわけ、文字入力だけでなく、テンキーやショートカットを多用する理学療法士・作業療法士・看護師・医師にとって、入力作業の効率は業務の質そのものに直結します。

 本記事では、US配列キーボード(英語キーボード)をあえて医療現場で使う理由とその具体的なメリットについて、現場の視点でわかりやすく解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

1.JIS配列とUS配列、その違いとは?

 

 まず、基本的なところから押さえておきましょう。

 

1-1.JIS配列とは?

 JIS配列は、日本工業規格によって定められた日本語入力用のキーボードレイアウトです。

 特徴としては、

  • 全角/半角キーや変換/無変換キーがある
  • Enterキーが縦長で大きい
  • 記号の位置が独特(例:「@」はShift+2ではなく、「[」の右)
  • キーの数が多い(109キー前後)
 医療機関に納品されるパソコンのほとんどがこのJIS配列です。
 
 
1-2.US配列とは?
 一方、US配列はアメリカ標準のキーボードで、英語入力に最適化されたレイアウトです。
  • キー配列がシンプル(記号の配置が論理的)
  • Enterキーが横長でコンパクト
  • キー数が少なく、無駄がない(104キー前後)
  • 英語ショートカットに対応しやすい(例:@はShift+2)
 つまり、US配列は"効率とスピード"を追求した設計であり、日本語を多用しない作業では、大きなアドバンテージがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
2.US配列が医療現場にマッチする5つの理由
 
 では、なぜ医療者がUS配列を選ぶべきなのでしょうか?
 主に次の5つのポイントが挙げられます。
 
  1. 記号入力の高速化
    電子カルテでは、「/」「@」「()」「:」などの記号を頻繁に使用します。
    US配列ではこれあの記号がShiftやAltを使わずに直接打てる配置になっており、JIS配列よりも最大30%早く入力できるという検証結果もあります。
    例:「ROM(Range of motion)制限ー10°~90°」のような記録もスムーズ。
     
  2. ショートカット操作が直感的
    多くのショートカットキー(例:Ctlr+C、Ctlr+Z、Ctlr+Shift+Tなど)はUS配列を基準に設計されています。
    特に、ストリームデックやマクロキーを活用したテンプレート入力との相性が抜群。
    CtlrキーやAltキー周辺が合理的に配置されており、指の移動距離が少ない=疲れにくいというメリットも。
     
  3. 見やすくコンパクトなレイアウト
    JIS配列は変換キーや無変換キーなどが多く、Spaceキーが非常に短いのが何店。
    対してUS配列はSpaceキーが長く、左右の親指で押しやすく設計されています。
    テンキーなしもdるでも机上スペースを確保しやすく、ノートPCやiPadとの組み合わせにも最適です。
     
  4. OSを選ばないマルチプラットフォーム対応
    MacやiPad、Windows間で共通の操作感が得られるのもUS配列の魅力。
    OSによって記号の位置がずれないため、入力の再学習が不要です。
    例:iPadで電子カルテの下書きを作成▶PCで最終入力というマルチデバイス活用もスムーズに。
     
  5. タイプミスの減少と生産性向上
    キー配列が倫理的で、無駄な装飾キーが排除されているため、タイプミスが減ります。
    特に長文カルテ入力やリハビリ実施記録のテンプレート化において、US配列配置の恩恵は非常に大きいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3.導入事例:理学療法士Y氏の体験談
 
 実際の現場の声をみてみましょう。
 
 私は理学療法士として外来で1日約20名のカルテを記録していましたが、US配列に変えたことで入力時間が15~20%短縮できました。
 更にストリームデックと組み合わせることで、「ROM」「MMT」「ADL」などの定型文をワンタッチで呼び出せるようになり、業務後の記録残業がほぼゼロになりました。
 
 このように、「打ちやすさ」だけでなく時短・集中力の維持・入力精度の向上という観点でもUS配列は医療者にとって有益です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4.注意点と切り替え時のポイント
 
 メリットが多い一方で、切り替えにはいくつかの注意点もあります。
 
  • 最初の違和感は避けられない
    特にJIS配列に慣れた人は、「@」「¥」「:」などの位置が異なるため、数日は戸惑います。ですが、2~3日で慣れるという意見が大半です。
     
  • 日本語変換はIME側の調整が必要
    US配列では「英語。かな」キーが存在しないため、「Capslockキーで英数/かなの切り替え」を設定しておくと便利です。
    設定方法(Windows11):
  1. IME設定▶詳細設定
  2. キー設定▶Capslockにお「IMEオフ」、Shift+Capslockに「IMEオン」を割り当て
  • 医療機関内のルールと整合性
    病院内で共通PCを使っている場合、他のスタッフとのキーボード操作の違いがトラブルになることも。自分専用PC、あるいはUSB接続で切り替え可能なデバイス(keychron)を使うのが現実的です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5.おすすめのUS配列キーボードと選定基準
 
 最後に、医療者向けにおすすめのUS配列キーボードを紹介します。
  • keychron K3/K8(ワイヤレス・Mac/Win両対応)
    ▶タッチ音が静かで、テンプレート入力にも向く。ストリームデックと同時使用に◎
  • HHKB(Happy Hacking Keyboard)
    ▶プログラマー御用達。テンキー不要派におすすめ。入力感が絶妙。
  • Logicool MX Keys Mini(US版)
    ▶薄型で静音、複数デバイス切り替え可能。iPadでの電子カルテ入力にも
 選定時のポイントは:
  • タイピングのしやすさ(キーの深さや打鍵音)
  • スペースの占有(机が狭いならテンキーレス)
  • 医療現場での音配慮(静音設計)
  • Mac/Windows両対応かどうか
 
 
 
 
 
 
 
まとめ:US配列で業務の質を底上げしよう
 
 US配列キーボードは、ただの「海外仕様のキーボード」ではありません。
 電子カルテの入力効率、記録精度、ショートカットの快適性など、医療者にとって本質的な価値をもたらします。
 導入にあたっては多少の慣れが必要ですが、その先には
 「入力ストレスの軽減」「残業時間の短縮」「業務の質向上」が待っています。
 まずは1週間、使ってみてください。
 慣れた時、もうJIS配列には戻れないかもしれません。