おはようございます。こんにちは。こんばんは。
理学療法士のよきくんです。
今回は、マウスとストリームデックが診療効率を上げるのはどっちなのか、考えていきたいと思います。
マウスをとストリームデック、診療効率を高めるのはどっち?
ー理学療法現場での実用性を徹底比較ー
はじめに
「デンシアkルテの入力、もっとラクにできないだろうか...」
臨床の現場では、マウス操作とタイピングの繰り返しに日々追われている方も多いハズ。
特にリハビリテーションの記録やSOAPの作成では、1件ごとに入力作業にかなりの労力を要します。最近では、入力支援ツールとして「ストリームデック」という選択肢も注目されていますが、果たして従来のマウスと比べて本当に効率がよいのでしょうか?
本記事では、医療現場で働く理学療法士の視点から、マウスとストリームデックを実際の使用感や機能面で徹底比較。どちらがあなたの業務スタイルにフィットするのか、選択の参考になるように網羅的にご紹介していきます。
1.基本性能と使い勝手の比較
1-1.マウスの基本性能
マウスはポインタ操作における「直感性」に優れており、長年の慣れも相まって、誰もが一定の精度で操作できます。右クリックやスクロール、ドラッグ操作など、細かな動作にも対応できる点はやはり優位です。
1-2.ストリームデックの基本性能
一方のストリームデックは「ボタンを押すだけで登録済みのアクションを実行」できるデバイス。ソフトウェアやスクリプトと連携することで、複数操作を一括で実行可能な「マクロ」のような使い方ができます。
例:SOAP記載で良く使うテンプレート(例:「S:◯◯さんは~と訴えている」)をボタン一つで挿入。
1-3.直感性の違い
マウスは操作を視覚で追いながら「一手一手」が中心ですが、ストリームデックは「記憶した場所にあるボタンを押すだけ」なので、慣れれば作業が流れるように進みます。
2.電子カルテ入力の効率化における実力差
2-1.マウス操作の課題
電子カルテでは、診療行為の記録、SOAP記載、評価結果の入力など、画面遷移が多く、入力フィールドの移動にマウスが不可欠です。しかし頻回なクリックは腱鞘炎の原因にもなり得ます。
2-2.ストリームデックによる入力支援
ストリームデックでは、以下のような「定型入力の自動化」が可能です。
- 項目ジャンプ(TABキーの送信)
- 定型文挿入(事前に登録した文章の自動入力)
- EMRソフトの起動や画面遷移操作の自動化
- キーにアイコンを割り当てて視覚的にわかりやすくする
- アプリごとにプロファイルを切り替える
- 長押しやページ切り替えで多機能操作
- マウス:一般的に2,000~5,000円
- ストリームデック:15,000~35,000円(Mini~XLモデル)
- まずは気楽に効率化を試したい▶マウス(高性能モデル)
- 定型文の入力に時間がかかっている▶ストリームデック
- システムが頻繁に切り替わる環境▶ストリームデック(プロファイル切替対応)
- PC操作が苦手▶マウス(操作に慣れている)
- リハビリ記録をテンプレ化したい▶ストリームデック
- 入力業務にかかる時間をざっくり計測してみる
- 自分のよく使うテンプレートをリストアップしてみる
- ストリームデックの「Mini(6キー)」から導入して試してみる
- キーボードマクロと併用した操作設計を考えてみる