②衣擦れの  音を気にして 帯を結ぶ  君は何処に 立ち戻るのか 




※まだ一緒にいたいのに人妻のあなたは帰らないといけない時間。


夜中にそっと僕に分からないように気を遣って着物を着て、


静かに部屋を出て行く君。


僕が目覚めているのも知らないで。


またいつもの場所に戻ってしまうんだね。


今度いつ逢えるか分からないのに。


名残り惜しいがそれがふたりのさだめ。